韓国メディアThe Elecが、米eMaginは2層・スタック型有機EL(OLED)ディスプレイと、マイクロOLEDを開発していると報じました。2層・スタック型OLEDディスプレイは、2024年にiPad Proに搭載されると噂されています。
iPad Proへの搭載が噂される2層・スタック型OLEDディスプレイ
eMaginの最高執行責任者(COO)であるアマル・ゴッシュ氏が、韓国釜山で開催された第22回International Meeting on Information Displayで、同社は2層・スタック型OLEDディスプレイと、マイクロOLEDディスプレイを開発中であることを明らかにしました。
2層・スタック型OLEDディスプレイは、2024年モデルのiPad Proと、2025年モデルのMacBook AirもしくはMacBook Proへの搭載が噂されています。
赤・緑・青の発光層を2層にしたスタック型のOLEDディスプレイは、輝度が2倍、寿命が最大4倍に延びると期待されています。
同ディスプレイの開発では、車載用として既に出荷中のLG Displayが先行しているとみられています。
開発中のマイクロOLEDの仕様
eMaginはまた、2年〜3年後の発売を目処に、マイクロOLEDディスプレイも開発しています。
同社が開発中のマイクロOLEDディスプレイは、解像度が1,920 x 1,200ピクセル、画素密度が2,645ピクセル/インチ、画素ピッチが9.6マイクロメートルで、ピーク輝度10,000ニト以上が実現されるとの見通しを、ゴッシュ氏が示しました。
Appleは、第1世代複合現実(MR)ヘッドセットにソニー製マイクロOLEDディスプレイを、第2世代MRヘッドセットにはLG Display製マイクロOLEDディスプレイを搭載すると予想されています。
Source:The Elec
Photo:Apple Hub/Facebook
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- Original:https://iphone-mania.jp/news-480425/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania