Apple Watch向けキーボードアプリ「FlickType」の開発者、コスタ・エレフセリウー氏が2021年にAppleを相手取り起こした訴訟において、和解が成立したことが明らかとなりました。同氏は、AppleのApp Storeの審査行為によって、同プラットフォーム上でFlickTypeアプリの掲載が妨害され、そのアプリを模倣する競合他社の繁栄を許したと主張していました。
FlickTypeの開発者、Appleと和解
エレフセリウー氏は訴状の中で、Appleが、同氏のアプリ「FlickType」のApple Store掲載を何度も拒否した結果、同アプリが他の開発者によって模倣され、模倣アプリがストア内に掲載されるのを許したと訴えています。
同氏は、FlickTypeの買収に関してAppleと協議していたことがあり、Appleが審査過程で意図的に同氏のアプリを標的にし、安価で買収しようとしていたと主張しています。
昨年の提訴を受けて、両当事者は今春も含め裁判官との法廷通話に参加したことが裁判記録に記されています。AppleとKpaw(エレフセリウー氏の事業)が合意に達したため、現地時間2022年7月21日に訴えの取り下げを求める請求が行われました。
詐欺アプリ問題について
エレフセリウー氏は、App Storeのポリシーに対する著名な批評家の1人です。
同氏は、詐欺アプリがApp Storeの審査プロセスをすり抜け、ランキングで上位にランクインしているにも関わらず、Appleはそれに対して対策を講じていないと繰り返し指摘しています。同社は、App Store上に「問題を報告」のボタンを復活させるなどの措置を講じていますが、同氏は、そこまで労力をかけなくとも、詐欺や模倣アプリを見つけられるとしています。
Source:TechCrunch via MacRumors
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