実際に装着してその臨場感を体感したら、欲しくなってしまうこと間違いなしのVRゴーグルですが、日常的に眼鏡をかけている人にとっては本体であるHMD(ヘッドマウントディスプレイ)自体が大きなネックに。眼鏡の上からHMDを装着する構造を見るまでもなく、その相性は控え目に言っても最悪。VRゴーグルの性能と魅力を活かしにくいのが現状です。
ROOXが5月より展開し、好評を博している「Meta Quest 2」向けサービスに続き、9月5日からは新たにPico製のVRヘッドセット「Pico Neo3 Link」向けのサービス「オーダーメイド視力補正 for Pico Neo3 Link」がスタート。それに合わせ、視力矯正ツール「乱視対応オーダーメイド視力補正 for Pico Neo3 Link」(6880円~1万180円)が、同社運営の公式サイト・ROOX Onlineにて発売されることになりました。
眼鏡をかけて装着できない、またコンタクトレンズを用意してまで…との理由でVRゴーグルの導入を見送っていた方にとって、対応機種が増える今回のサービス拡充は大きな福音となりそうです!
「乱視対応 近視補正キット for Pico Neo3」は、「Pico Neo 3」のレンズ部にアタッチメントを取り付けて、普段使っている眼鏡のレンズと同じ度数のレンズを組み込むことで、眼鏡やコンタクトレンズを使用することなくHMDを楽しめるようになるというもの。
装着方法はPico Neo 3に土台アタッチメントを押し込んで取り付け、レンズをセット(マグネットフレームで固定)するだけと非常に簡単です。コンタクトレンズ装着時はレンズだけを外せるなど、状況に応じてレンズをセットするかどうかが選べます。
装着するレンズは国内の大手レンズメーカー製のものを使用。現在使っている眼鏡の情報や、眼鏡屋や眼科で作成する「メガネ処方箋」を基に、オーダーを行うROOX Onlineの購入ページで眼鏡のデータを入力し、認定眼鏡士(眼鏡作成技能士)がレンズを作成します。
レンズの度数は近視が0.0~-8.0まで、乱視は0.0~-2.0までの補正に対応。レンズはUV99%カットレンズが基本仕様となっており、オプションでブルーライトカット、傷防止コート、遠近両用レンズでのオーダーも可能。眼鏡やコンタクトレンズ装着なしの“裸眼”で、ピントの合った迫力の3Dコンテンツを楽しめるようになります。
なお、近視と乱視の対応範囲外の度数、老眼は非対応となるのでご注意を。また、自身の判断で度数を指定したり、コンタクトレンズの度数を用いるのはNG。度の合わなさを起因とした不快感や体調不良、重大な事故に繋がる恐れがあるので、必ず眼科や眼鏡店さんで正確なデータを得た上でオーダーしてください。
>> ROOX
<文/&GP>
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- Original:https://www.goodspress.jp/news/474229/
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