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日経、3D没入型の未来新聞を制作。ニュースをアートで表現し、考える場を提供します

日本経済新聞社の研究開発部門である日経イノベーション・ラボは、アルスエレクトロニカ・フューチャーラボと共に、3D没入型の未来新聞「DATASPACE」を制作。

9月7日(水)~11日(日)にオーストリアで開催されるメディアアートの祭典「アルスエレクトロニカ・フェスティバル2022」にて展示します。

大空間に3Dアート表現のニュースが出現

「DATASPACE」は、幅16m・高さ9mの空間に没入感の高い3D映像を投影してニュースを伝えるコンテンツ。データに基づいたアート表現で美しく、わかりやすく情報を伝えます。

今回は、ロシアによるウクライナ侵攻の影響について、資源価格・株価・難民の数といったデータをもとに3D映像を制作。「wheat」や「gas」といったトピックをダイナミックに表示したあと、価格変動などを動的な3Dビジュアルで表現しています。

こうした手法を「アーティスティク・ジャーナリズム」と名付け、新しいメディア表現のひとつとして提示するようです。

参加者同士の対話を生む空間

「DATASPACE」は、ただニュースを美しくわかりやすく伝えるだけではありません。

データによって作られた禅の庭のような空間でニュースに触れた参加者は、ニュースを感じ・考え・問い・対話するといった一連の行為を体験します。

参加者が感じたことを一緒に語り、未来を考える場を提供することも含めて「アーティスティク・ジャーナリズム」というようです。

メディアアートの祭典でプレゼン

「アルスエレクトロニカ・フェスティバル」は、アート・テクノロジー・サイエンスの横断的な表現を探究するメディアアートの国際的祭典。メディアアートに革新をもたらした人物・作品・プロジェクトを表彰し、その最高賞「ゴールデン・ニカ賞」はコンピューター界のオスカーとも呼ばれているようです。

「DATASPACE」は9月7日(水)・8日(木)に現地でプレゼンテーションする予定。そのイメージ動画がYouTubeにて公開されています。

PR TIMES

(文・Higuchi)

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