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消費者が食べたあとに価格を決めるEC「ノウタスモール」プレオープン。まずはブドウ2種セット

農家の持続可能性を追求するノウタス株式会社は、農作物の市場価格と消費者が感じる価値のギャップに着目。このギャップを埋めることで、農家の持続可能性と消費者の価値ある体験に貢献できると考えました。

そこで、消費者が食べたあとに価格を決められるECサイト「ノウタスモール」をプレオープン。新たな流通の仕組みを提案し、農家・消費者双方の課題解決に貢献します。

きっかけは、ブドウ農家との対話

ノウタスモール開発のきっかけは、同社と業務提携しているブドウ農家との対話。このとき、近年人気を博しているシャインマスカットに押され、ブドウの王様とも言われる巨峰の価格と生産量が下降傾向にあると知りました。

巨峰のおいしさは唯一無二と自負しつつも、シャインマスカット以上に原価がかかることや高い技術を必要とすることから、巨峰の生産をやめてしまう農家も増えているとか。

そこで今年6月、12名の消費者を対象に「巨峰を食べてもらってから価格を決めてもらい、市場価格と比較する」という実証実験を実施。すると、ほぼすべての人が市場価格よりも高い価格(1.4倍)を決済したといいます。

生産者のストーリーと共に味わう

こういった流れでノウタスモールのプレオープンに至りました。

現在は、先述のブドウ農家・岡木農園で生産したシャインマスカットと巨峰のセットを最低価格3000円で販売中。販売ページには、農家のこだわりや実績、おすすめの食べ方なども掲載されています。

濃厚さ・酸味・歯ごたえなどまったく違う特徴を持つ2種類を生産者のストーリーと共に味わってみてはどうでしょう。

同社は今後、巨峰と同じ課題に直面している農作物・海産物・畜産物などの取り扱いも視野に入れているようです。

ポストプライシングサービス「あと値決め」

ノウタスモールでの決済には、株式会社ネットプロテクションズのポストプライシングサービス「あと値決め」を採用しています。

同サービスは文字通り、サービスや商品を体験した“あと”に体験者が値段を決めるという決済サービス。サービス提供者は、最低価格を0円から自由に設定可能です。未払い・支払い遅延含めて代金を100%保証する制度もポイントでしょう。

過去には、最低価格0円のレジレス飲食店「OND」や、株式会社エイ チ・アイ・エスらが開催したオンライン体験ツアーなどに導入。ライブイベントや各種レッスンなどにも導入され、消費者によって感じ方が異なる体験の価格最適化に貢献しています。

PR TIMES(1)(2)(3
「ノウタスモール」
「あと値決め」サービスサイト

(文・Higuchi)

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