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iPhone14の衛星通信機能は他社が真似するのは難しい?2019年から契約交渉

AppleEvent iPhone14 緊急衛星通報
 
スマートフォンの新たなフロンティアとして衛星通信が登場しましたが、iPhone14の衛星通信機能はライバル社が模倣するのは難しい、とThe Wall Street Journalが報じています。

Globalstarとはどのような企業なのか

Appleが衛星通信機能において提携するGlobalstarは、1991年に設立された衛星電話及び低速度データ通信を行う低軌道衛星コンステレーション及びその運営会社です。
 
同社は現在、地球低軌道上に24基の衛星を配置し、衛星通信を搭載する携帯電話にサービスを提供しています。

独占契約により他社の参入は困難に

WSJによれば、Globalstarの衛星通信容量の85%をAppleに割り当てるという契約上の合意が2019年になされたとのことです。
 
この独占契約のため、ライバルハードウェアメーカーがGlobalstarのインフラを利用して競合サービスを開始することは困難になったとされています。
 
「すでに打ち上げられた衛星と無線電波へのアクセスという、スマートフォンに効果的に到達するための適切な組み合わせを持っているのは、他に1つか2つの会社だけだ」と、通信業界のコンサル会社TMF Associatesの社長のティム・ファーラー氏はコメントしています。

HuaweiはAppleに先駆けて発表

HuaweiはAppleイベント「Far Out.(はるか彼方。)」の1日前に新製品発表イベントを開催し、新フラッグシップ機の衛星通信機能を発表しました。
 
しかし、同社の中国のGPS衛星を利用したサービスは一方通行でしか通信が行えず、米国内ではこのデバイスは利用不可となっています。
 
したがって、Appleはしばらくの間、衛星通信機能において独占権を維持することができるかもしれないとのことです。
 
 
Source:WSJ via 9to5Mac
(lexi)

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