光陰(こういん)矢の如しとはよく言ったもので、2017年9月13日(現地時間12日)にiPhone Xがリリースされてから5年が経過しました。
ノッチはなくなったがデザインは踏襲
iPhone14シリーズでは、上位モデルで物理的なノッチが廃止され、新たにインカメラ部分には「Dynamic Island(ダイナミックアイランド)」が搭載されるようになりました。
しかし、iPhone14 Pro/Pro Maxでパンチホールを採用したとはいっても、先行するAndroidスマートフォンのような方向性(単なる穴やディスプレイ下への埋め込み)は採らず、あくまでも“黒い領域”の活用にこだわったのは、ノッチデザインからの乖離を嫌ったからでしょう。
そのノッチデザイン、そして今回も続投となったFace ID(顔認証)の皮切りとなったのが、ちょうど5年前の2017年9月13日に発表されたiPhone Xでした。
「スマートフォンの未来だ」
ジョナサン・アイブ氏(元最高デザイン責任者・現在は独立)「10年以上に渡り、我々の意図はすべてがディスプレイのiPhoneを作ることにあった」と出来栄えに胸を張れば、フィル・シラー氏(元マーケティング副社長・現在はフェロー)が「スマートフォンの未来だ」と讃えたiPhone Xが、その後のスマートフォン市場のあり方を大きく変えたのは言うまでもありません。
とりわけホームボタンが見当たらないことは、衝撃をもって受け止められました。また、Face IDに活用されたTrueDepthカメラの3D認識システムは、その技術的確申請から、Android端末が同じだけの水準に追いつくのに2年半かかると言われていました。
この時の衝撃を思うと、iPhone14シリーズの前モデルからの変化は大人しめですが、iPhone15シリーズでは大掛かりなデザイン変更が期待できるのでしょうか。
Source:MacRumors
(kihachi)
- Original:https://iphone-mania.jp/news-486083/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania