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iPhone14 Proの4,800万画素カメラや暗所撮影、プロ写真家がチェック

iPhone14 Pro カメラ評価 オースティン・マン氏
 
iPhone14 Proカメラ性能について、フォトグラファーのオースティン・マン氏が評価しています。4,800万ピクセルで撮影した写真の解像度の高さや、ブレずに動画が撮れるアクションモードを高く評価する一方、注意点も挙げています。

写真家がiPhone14 Proをチェック

9月16日に販売が開始されたiPhone14 Proのカメラへの評価を、トラベルフォトグラファーのオースティン・マン氏がひと足早くスコットランドで撮影した写真とともに公開しています。
 
マン氏はこれまでも発売前の新作iPhoneのカメラを評価しており、iPhone Maniaでは以下の記事を公開しています。
 

 

4,800万ピクセルProRAWの鮮明さ

iPhone14 ProとiPhone14 Pro Maxのカメラでは、iPhone6s以来の1,200万ピクセルから4,800万ピクセルへと画素数を引き上げた高精細なProRAWを撮影可能になりました。
 
iPhone14 Proのカメラが4,800万ピクセルになると聞いたマン氏は、ピクセル数の増加は引き換えにデメリットもあるため「慎重に喜んだ」そうです。
 
しかし、実際に撮影した高精細な写真の一部をトリミングしても、印刷にも使える鮮明な写真が撮れる、と高く評価しています。
 
以下の写真では、4,800万ピクセルのProRAWフォーマットで撮影した一部を100%ズームしても、細部がしっかり写っていることがわかります。
 

 

4,800万ピクセルProRAW、ファイルサイズに注意

ただし、4,800万ピクセルのProRAW写真は、ファイルサイズが非常に大きいので注意が必要だ、とマン氏は述べています。
 
マン氏が4,800万ピクセルのProRAWで撮影した写真は平均で1枚80MB前後だったそうです。同氏は、ストレージ容量を考えると日常的には1,200万画素のProRAWで十分で、雄大な景色など特に細部まで撮影したい場合のみ4,800万ピクセルを使うだろう、とのことです。
 
ブログではサンプルとして、1枚で74.6MBのDNGファイルをダウンロード可能となっています。
 

 

暗所撮影性能

iPhone14 Proの暗所撮影性能を1年前のiPhone13 Proと比較すると、iPhone14 Proでは相当暗くなるまで標準モードで撮影可能で、ナイトモードに切り替わった後の露出時間はiPhone13 Proのおよそ半分だった、とマン氏は評価しています。
 
以下の写真では(左がiPhone13 Pro、右がiPhone14 Pro)、iPhone14 Proのほうが植物の細部や山並みがシャープに撮れていることが分かります。
 

 
薄暗い空を撮影した写真では、iPhone13 Pro(左)よりもiPhone14 Pro(右)のほうがノイズが少ないことがわかります。またiPhone14 Proでは、帽子のつばの上に見える星も撮影できています。
 

 

アクションモードが威力を発揮する場面、苦手な場面

マン氏は、ブレの少ない動画が撮れるiPhone14シリーズの新機能、アクションモードを山の中を歩きながら比較した動画も公開しています。
 

 
アクションモードは明るい野外などでは非常に効果的ですが、空港の中など室内ではうまく動作しなかったそうです。
 
また、アクションモードはiPhoneを手に持って撮影したほうが、車などに固定して撮影するよりも効果を発揮した、とのことです。

iPhone14 Proに改善してほしい点

オースティン・マン氏は、iPhone14 Proのカメラ関連で改善を望む事項として以下を挙げています。
 

 

写真撮影好きの方向けのアドバイス

マン氏は、写真撮影が好きでiPhone14 Proの購入を検討している方向けに、以下の評価を下しています。
 

 

動画レポートも公開

マン氏は、iPhone14 Proで撮影した写真やビデオを盛り込んだYouTube動画を公開しています。
 

 
 
Source:Austin Mann
(hato)

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