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人の目とAI画像解析でダブルチェック。バカン、バス置き去り防止支援サービスを開発

2022年9月5日、静岡県牧之原市の認定こども園で、3歳の女児が送迎バス内に置き去りにされ、熱中症で亡くなる事故が発生しました。

事故を受けて、政府主導で再発防止に向けたマニュアル策定などを検討する方針が固まる一方、「人の注意力だけを頼りに事故を防止するのは困難」という課題が浮上しているといいます。

そこで、株式会社バカン(以下、バカン)はバス置き去り防止支援サービス「VACAN PatoKids(β版)」(以下、PatoKids)を開発しました。

人の注意力に依存せずに置き去りを防止

「PatoKids」は、複雑な配線やセンサーの設置などせずにタブレットを後付で設置するだけで、ドライバーの置き去り防止をサポートするサービス。

バスのエンジンが切れ、一定時間が経過すると設置したタブレットからアラートが鳴り、ドライバーがバス後部にあるQRコードをスマートフォンで読み取るまで止まらない仕組みです。

アラームを止めた後もタブレットを活用して車内の画像を解析し続けることが可能で、一定時間経過後に人が確認された場合は管理者に通知が届きます。

人の目だけでなく、AIやカメラなどのテクノロジーを活用したダブルチェックをおこなうことにより、万が一人の目による見逃しが起きても、発見しやすい体制が実現するとのこと。

また、ドライバーだけでなく、園内の管理者も車内の映像を確認できるため、個人に依存せず組織の力で置き去りの抑制を目指せます。

バカン独自技術「vCore」を活用

PatoKidsの“AIによる人物検知”には、バカン独自プラットフォーム「vCore」を活用しています。vCoreは、あらゆるセンサーからのデータを、分かりやすい混雑情報へと変換するというもの。

vCoreを使うことにより、カメラやセンサーなどのあらゆる情報を取り込んで解析し、用途に応じた出力をおこなうことが可能になります。

たとえば、映像を取り込んで人物を検知したり、センサからの情報を取り込んでトイレの今の空き状況を可視化したりと、幅広いサービス提供を実現するとのこと。

バカンは今後、「vCore」を活用したサービス開発をおこなうとともに、他企業や団体と協力して子どもの安全を守る機能や仕組みの継続的な改善・実装を進める方針です。

「待つをなくす」サービスを提供

バカンはこれまでにも、AIとIoTを活用し「待つをなくす」サービスを提供してきました。

リアルタイム空き情報配信プラットフォーム「VACAN」では、センサーやカメラなどで 人やモノの混雑・空きデータを取得・解析。

地図型情報サイトに混雑情報を表示する機能「VACAN Maps」により、災害時の避難所や、(期日前)投票所などの施設、観光地や商店街などのエリアなどの混雑の防止を実現します。

また、トイレの混雑状況を伝えるデジタルサイネージをトイレ個室に設置することで、長時間滞在を抑止する機能「VACAN Airknock」により、個室利用者の方の自主的な退出の判断を促すとのことです。

PR TIMES
ACAN PatoKids(β版)
VACAN

(文・Haruka Isobe)

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