新しいOSは往々にして新機能によって消費電力が増加し、バッテリーの持ち時間が短くなるものです。
Windows 10とWindows 11の場合でもこれが真なのか、Windows 11 2022 Update(22H2)も含めてテストした結果が公開されました。
Windows 10のほうがバッテリー持ち時間が10%ほど長い
NeowinはIntelのCore i3-1125G4を搭載したPCを使い、ベンチマークアプリや動画再生によってバッテリーの残容量が無くなるまでの時間を測定しました。
このPCには43Whのバッテリーが搭載されており、ベンチマークアプリにはPCMark10を、動画にはYouTubeの1080p動画を使用しています。
テストに使用したWindows 11は最新のWindows 11 2022 Update(22H2)に加え、前バージョンの21H2、そして開発版のものです。
PCMark10の場合、Windows 10搭載PCのバッテリー持ち時間が3時間12分だったのに対し、Windows 11 2022 Update(22H2)を搭載したPCの場合は3時間2分でした。
Windows 11 21H2の場合はさらにバッテリー持ち時間が短く、2時間54分という結果となっています。
Windows 11 21H2とWindows 10の差は約10%です。
YouTube動画の再生時間についてもやはりWindows 10のほうが長く、どのバージョンのWindows 11に対しても約30分の差がついています。
こちらの差も約10%でした。
バッテリー駆動時間重視ならWindows 10のほうがよい?
今回の結果からは、Windows 11よりもWindows 10のほうが消費電力が少なく、バッテリー駆動時間が長いということがわかりました。
ハードウェア構成によって変わる可能性はありますが、バッテリー駆動時間を重視するならWindows 10のほうがよいといえそうです。
Windows 10のサポートは2025年まで継続されます。
ただ、10%程度の差は輝度を落とすなど各種省電力設定によって挽回可能です。
また、Windows 11にはAndroidアプリ実行機能など、Windows 10にはない便利な機能が多数搭載されており、実作業時間がf短縮され、結果的に短いバッテリー駆動時間でも問題ないということもありえるでしょう。
Source: Neowin
(ハウザー)
- Original:https://iphone-mania.jp/news-490989/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania