アップデートされずに放置されているAndroidアプリが近年増加しており、ユーザーを危険にさらしています。
App Storeでは減少したが
Pixalateが新たに発表したデータによると、Androidアプリがデベロッパーによってアップデートされないまま放棄されるケースが近年目立っています。
放棄されたアプリの定義は2年以上更新されていないもので、ダウンロードできるアプリ総数で上位12カ国が対象となっています。
2022年第1四半期(1月〜3月)から2022年第2四半期(4月〜6月)において、Google Playで放置されたアプリは、96万7,000個から110万個へと約16%増加しました。一方でApp Storeでは、72万4,000個から51万5,000個へと約29%減少しました。
また過去6カ月間で、Google Playでは更新されたアプリ(30%)よりも、放棄の定義に含まれるアプリ(32%)の方が多かったことも分かりました。
放棄アプリに厳しいApple
Google Playとは対照的に、対象となったアプリがApp Storeで減少している原因の一つは、同社が2022年4月、「相当」長い間アップデートが行われていないアプリをApp Storeから削除すると警告を発したことが大きく関係していそうです。
これによって、数千個のアプリが削除されたと考えられ、その厳しさについては、単に安定していたからアップデートしなかったアプリまで削除されたと、一部のデベロッパーが苦情を漏らすほどでした。
アップデートが放棄されたアプリは、最新のOSに適合しない場合があるだけでなく、セキュリティ低下のリスクも高まるため、ユーザーを危険にさらす恐れがあります。事実、Pixalateによると、放棄されたアプリの23%がプライバシーポリシーを守っていない状態なのだそうです。
Source:AppleInsider,Pixalate
(kihachi)
- Original:https://iphone-mania.jp/news-491540/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania