【iPad Hacks_33】
iPadをノートPCのように使おうと思ったときに、どのアプリを使って書類を作成するのかは悩ましいものです。
もちろん、Microsoft Officeの有料サブスクリプションをすでに利用している場合には、iPad版アプリを使えばよいのですが、そうでない場合にはiPadのために有料プランを契約するのはちょっともったいない。なぜなら、Appleが提供しているオフィススイートの「iWorks」を無料で使えるからです。特殊な操作が必要ない場合、iWorksで大抵の事態はカバーできるでしょう。
iWorksは具体的に「Pages」「Numbers」「Keynotes」の3つのアプリとして提供されています。Microsoftの「Word」に相当する文書作成ソフトが、「Pages」です。
本稿では、このPagesを使い始める際に、まず試しながら覚えたい書類作成に必要な5つの基本操作を紹介しましょう。
1)文字のフォントを変更する
Pagesではテンプレートを選択して手早く書類作成に取り掛かれます。しかし、細部にこだわる場合には、手動で整える必要も出てくるでしょう。例えば、テキストのフォントやサイズを変更したくなることは、多いはずです。まずは、そんな場合に必要となる操作を紹介します。
テキストを選択した状態で刷毛のアイコンをタップし、「フォント」を選ぶことで、テキストのフォント変更できます。
2)画像を挿入する
続いて、画像を挿入する方法です。カーソルを挿入したい位置に合わせ、右上の「+」をタップ。右端にある写真のようなアイコンのタブを選び、「写真またはビデオ」を選び、挿入したいデータを選択しましょう。
3)図形を挿入してグループ化する
同じく「+」をタップし、右から2番目のタブを選ぶことで、図形やテキストボックスのようなオブジェクトを挿入できます。
複数オブジェクトを挿入した場合には、グループ化しないと再編集操作が大変になるので、グループ化の手順も併せてチェックしておきましょう。具体的には、オブジェクトを複数選択をした状態で、副ボタンメニューから「グループ」をタップします。
4)Apple Pencilで手書きを挿入する
Apple Pencilがある場合には、Pages内に手描き表現も混ぜることが可能です。こちらは、特に複雑な設定や操作が必要なく、ペン先で画面に触れるだけでOKです。描画エリアのサイズが調整できることは覚えておきましょう。
5)数式を挿入する
数式を記述する場合には、LaTexやMathMLといったマークアップ言語を活用することで、綺麗に挿入できます。
やや特殊な用途なので、必要になるシーンは限られるでしょうが、書類に数式を入れたい際には、欠かせません。例えば、数学の問題を作成する学校や塾の先生や、レポートを作成する理系学生などならば、覚えておいて損はありません。
LaTexやMathMLについては、本稿では割愛するので、必要があれば別途調べてみてください。
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今回紹介した内容は、書類を作成するために欠かせない操作でした。次回はPagesで作成した書類のレイアウトを綺麗に整えるための操作について紹介していきます。
<文/井上 晃>
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- Original:https://www.goodspress.jp/howto/481042/
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