韓国メディアThe Elecが、Samsung Displayは透明なポリイミド(PI)基板を用いた、有機EL(OLED)ディスプレイパネルを開発しており、2024年の発売を目指していると報じました。Samsung Displayは、同ディスプレイパネルをAppleに供給することも計画しています。
iPhone16シリーズで画面下埋込み型カメラ実現?
Samsung Displayが開発中の、透明なPI基板を用いたOLEDディスプレイパネルは折りたたむことが可能で、光の透過率が高いため、画面下埋込み型カメラの搭載にも適していると、The Elecは説明しています。
Samsung DisplayはこのOLEDディスプレイパネルを自社の折りたたみスマホ(仮称:Galaxy Z Fold6)に搭載するだけではなく、2024年モデルの新型iPhone(仮称:iPhone16シリーズ)用として、Appleに供給することも計画しているとNotebookcheckは伝えています。
ただし、現時点では透明なPI基板を用いたOLEDディスプレイパネルを製造するには製造上の課題を解決する必要があり、コストも高いことから、実現するのは2024年になる見通しです。
ディスプレイ業界情報の専門家であるDSCCの最高経営責任者(CEO)ロス・ヤング氏は、iPhone16 Proシリーズで画面下埋込み型Face IDが、iPhone18 Proシリーズで画面下埋込み型カメラ搭載が実現すると予想していました。
LG Displayも開発中
また、競合であるLG Displayも透明なPI基板を用いたOLEDディスプレイパネルを開発中とのことです。
同社は、2023年に透過率20%、2024年に透過率40%以上の実現を目指し製品を開発中と、The Elecは伝えています。
Source:The Elec via Notebookcheck
Photo:Apple Hub/Facebook
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- Original:https://iphone-mania.jp/news-493904/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania