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日本のiPhoneは世界最安、賃金を考慮した買いやすさは世界18位〜MM総研

Apple iPhone14 シリーズ
 
MM総研が、世界37の国・地域でのiPhoneの販売価格を比較した結果を公開しました。iPhone14シリーズ各モデルで、日本の販売価格が世界最安となったものの、賃金水準を考慮するとiPhoneの買いやすさは世界18位でした。

iPhone14シリーズはすべて世界最安

MM総研が公開した「世界のiPhone販売価格調査(2022年9月)」は、2022年9月12時点の為替レートで、以下6モデルの世界37の国・地域における販売価格を比較しています。
 

 
iPhone14シリーズの販売価格は、4モデルすべてが世界最安となりました。
 

 

7月の値上げでも日本のiPhoneは安かった

2021年モデルのiPhone13は、6月時点では98,800円で世界最安でしたが、7月の価格改定後には世界4番目の安さとなりました。
 
しかし、iPhone14シリーズ発表に伴いiPhone13シリーズの販売価格が引き下げられたことで、再び世界最安となりました
 

 
iPhone SE(第3世代)も、6月には世界最安だったのが、7月の価格改定で世界3番目の安さとなり、販売価格は変わっていないものの、9月には円安の影響で再び世界最安となっています
 

 

日本のiPhoneの買いやすさは世界18位

MM総研は、それぞれの国・地域における賃金水準を考慮に入れた「iPhone指数」を算出しています。
 
iPhone指数は、OECD(経済協力開発機構)による平均賃金(OECD加盟国以外はIMFによる1人あたりGDP)でiPhone14の価格を割って算出したもので、値が小さいほどiPhoneを買いやすい、といえます。
 
日本のiPhone指数は2.06%で、37の国・地域のうち、18番目に小さい(=iPhoneが買いやすい)という結果でした。価格は世界最安でも、買いやすさでは世界の中間程度ということになります。
 
最も値が小さかったのはシンガポールの0.80%で、2番目は米国の1.21%、3番目はアラブ首長国連邦の1.25%などと続いています。
 
逆に、最も高かったのはインドで13.63%、2番目に高いのはフィリピンの10.89%、3番目はブラジルの9.16%でした。
 

 

為替変動しだいでiPhone14の価格引き上げも?

MM総研は、今後の為替市場しだいでは、iPhone14シリーズの価格が引き上げられる可能性が高いと指摘しています。
 
価格が引き上げられた場合、現在およそ50%を占めるiPhoneのシェアが減少する可能性もある一方で、日本でのiPhone人気の根強さから、型落ちモデルのiPhone13やiPhone12の支持が高まる、携帯キャリアやAppleによる下取りサービスの利用拡大、中古事業者やフリマサイトでの中古端末の売買の増加につながることで、iPhoneのシェアが維持・拡大される可能性もある、と予測しています。
 
 
Source:MM総研
Photo:Apple
(hato)

 
 

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