みずほ銀行や三菱UFJ銀行、三井住友銀行等が出資する株式会社ことらは10月11日(火)、個人間で少額の銀行送金が可能となるサービス「ことら」を開始します。10万円以下の送金が手数料無料で実施可能となります。
無料で送金が可能に
10月11日にサービスを開始する「ことら」を利用すると、無料で10万円以下の個人送金が可能となります。
ことらは、口座番号ではなく電話番号やメールアドレスを使って送金を行う仕組みで、スマートフォン等のアプリから利用できます。
サービススタート時点ではみずほ銀行や三菱UFJ銀行、三井住友銀行やりそな銀行に加え、横浜銀行や福岡銀行等の一部の地方銀行を含む20行がことらのサービスに対応します。
多くの銀行が参加するBank Pay等のスマートフォンアプリから利用可能で、送金上限額は10万円となっています。
※アプリの金額については記事執筆時の価格を記載しております。インストール前に、「App Store」での表示価格をご確認いただきますようお願いします。
ことらの送金手数料は各銀行が決定しますが、日本経済新聞によると、多くの銀行が無料とする見込です。
銀行の狙いは
スマホ決済サービス大手のPayPay等では、ユーザー間の残高送付が手数料無料で可能となっており、2021年にはメガバンク等の大手銀行がインターネットバンキングでの振込手数料を値下げする意向だと報じられました。
ことらのサービスに参加する銀行にとっては、今まで獲得できていた少額振込の手数料を失うこととなります。各行はPayPay等の脅威に対抗するため、手数料無料での少額送金を容認するものと推察されます。
また日経新聞は、各行がことらに対応する背景には、ATMや店舗等の削減によるコスト削減効果がある模様だと報じています。
Source:ことら, 日本経済新聞
(seng)
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- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania