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「SLばんえつ物語」の“顔”を完全再現したポータブル石油ストーブってかなり気になる!

冬に部屋全体を暖めるには少し時間がかかるエアコン。即部屋を温めるならば石油ストーブが便利です。灯油を用意する必要はありますが、そうしたアナログな感じも冬ならではの季節感を味わえますし、ストーブの上に水を入れたヤカンやなべを置いておけば加湿効果も期待できます。何より、電気を必要としないため、停電などの防災対策にもなります。

そんな石油ストーブを数多く手掛けるコロナから発売されたのは、対流形ポータブル石油ストーブ「SL型(SL-C57180)」(5万7180円)。新潟県のメーカーらしく、新潟県・新津駅から福島県・会津若松駅を走るSL列車「SLばんえつ物語」のデザインをモチーフにした昭和レトロな雰囲気漂うストーブです。

「SLばんえつ物語」とは、JR東日本磐越西線の新津駅~会津若松駅間を定期運行している7両編成の臨時快速列車で、開放感のあるパノラマ展望室が付いていたり、車内からハガキを出せる郵便ポストが設置されているなど、独自の魅力を持つ観光列車です。そして最大の特徴は、名前からも分かるようにSL(蒸気機関車)がけん引すること。使われるSL「C57 180」は、1946年の誕生後1969年秋に一度運用が終了したもの。それを「SLばんえつ物語」で使用するために、1999年4月に復活。大きな動輪と細いボイラーによる優美な外観から“貴婦人”の愛称で親しまれているSLです。

▲JR東日本商品化許諾済

本製品の開発のきっかけとなったのが、2019年10月に300台限定で発売した黒色のストーブ「ClassicBlack」。再販希望の声を多数受ける中で、風貌がどことなくSL機関車に似ていることから、鉄道好き社員の発案で商品化が動き始めたとか。同社も新潟に本社を構えることから、「SLばんえつ物語」へのエールが込められています。

だからこそ、ディティールの再現にもこだわっており、機関車と同じ「C57 180」のナンバープレートや、煙室の扉ハンドルなど質感や素材にこだわっており、のぞき窓から見える外炎筒の炎は、機関車の焚口を彷彿とさせます。

調節用のつまみ部分には「SLばんえつ物語」のヘッドマークを採用しており、使用するたびに愛着が湧く仕掛けとなっています。

シーズンオフの際に収納できる専用バッグには、ヘッドマークをモチーフにした刺繍ワッペンが付いた特別仕様。外装箱にも描き起こしのオリジナルイラストが施されています。

暖房出力は5.14kWで、木造なら21.5㎡(13畳)、コンクリートなら29.5㎡(18畳)までの部屋を暖められます。サイズは置台を含めて高さ553×幅460×奥行460mm、重さは9.9kg。タンク容量は6.0Lで燃焼継続時間は約12時間。耐震自動消火装置付きです。

ストーブの上に笛付きケトルを置いて、お湯が沸くと同時に「汽笛が鳴る」という感覚を味わうのも楽しいかもしれません。

>> コロナ「SL型(SL-C57180)」

<文/&GP>

 

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