近年、車中泊ユーザーや、バイクや自転車、サーフィンなどのアウトドアアクティビティを楽しむ人たちに人気が高まっている「ハイエース」や「キャラバン」などのワンボックス車。趣味に合わせてカスタムを施すユーザーも多く、ベッドキットなどのカスタムパーツも充実しています。そんなアウトドア志向のワンボックスユーザーに注目の新ブランド「MIGRATRAIL(ミグラトレイル)」がスタートしました。
母体となったのはバイク用のカスタムパーツなどを手掛けるダートフリーク。第1弾として登場したのは日産「キャラバン」向けベッドキットなどの「バンアクティビティーシリーズ」ですが、バイク関連のパーツを手掛けるメーカーらしく、バイクや自転車などの趣味を楽しむ人との相性は抜群です。
■バイクと一緒に泊まれる仕様
リリースされたアイテムは、バイクや自転車などをスムーズに積めるようにするための「フロアパネルキット」や、車内を整理しやすくなる「サイドボックスキット」、そしてバイクや自転車などと一緒に泊まれる仕様の「フリップベッドキット」など。バイクに関わるブランドらしい工夫が凝らされているほか、必要なアイテムだけを選んで導入できるようになっているのも特徴です。
ラゲッジスペースに敷き詰める仕様の「フロアパネルキット」(5万6650円)は切れ目のない一枚板を採用。バイクや自転車だけでなく、キャンプ用品をスムーズに積み下ろしできるようになるだけでなく、車内の雰囲気も高めてくれます。段差の無いフルフラットな構造は、アクティビティ後の掃除がしやすいのもメリットです。
木目調の「サイドボックスキット」(5万1150円)は走行中に荷物が動いて散乱してしまうワンボックス車に起きがちな問題を解決してくれます。
細かいアイテムはもちろん、バイクや自転車乗りには欠かせないフロアポンプや傘などの長さがある物も収納可能。
高さもオフロードバイクのステップと接触しないサイズとされており、バイクの積載にも配慮。テールゲート近くは斜めにカットされ、バイクの積み下ろしがしやすくなっているのもポイントです。
サイドボックスを装着すると「フリップベッドキット」(6万2150円)が装着可能となります。「キャラバン」用のベッドキットは数多くありますが、このキットはバイクや自転車を積載したまま寝られるのがポイント。片側のフリップ式を採用することで、愛車を降ろすことなく車中泊できるのは、ライダーにとってはうれしい仕様です。
作りはシンプルですが、厚さ2cmのクッションを採用し、表面はブラックレザーとするなど寝心地にも配慮。全長は183cmあるので、大人も足を伸ばして寝られます。未使用時は邪魔にならないよう折り畳めるので、大きな荷物やバイクを2台積んだりすることも可能です。
片側のみのフリップベッドに追加することで、大人2人が就寝可能になるのが「フルフラットベッドキット」(6万7650円)です。ベッドフレームを車体右側へ設置し、ベッドパネルを「フリップベッド」へ橋渡しするようにのせる構造。就寝スペースがフルフラットになるので、一気にリラックスできるスペースになります。
3枚のパネルを組み合わせる作りなので、必要に応じてスペースを調整可能。折り畳み時には、フリップベッドと車体の間に格納できる設計になっています。
これらのアイテムは基本的に車体に加工することなく装着が可能。「サイドボックスキット」もドライバー1本で組み立てることができるなど、装着のしやすさにも配慮しています。第1弾は日産「キャラバン」用ですが、2022年中にはトヨタ「ハイエース」用もラインナップされる予定。アウトドアを積極的に楽しみたいオーナーは、期待して待ちたいところです。
>> MIGRATRAIL
<取材・文/増谷茂樹>
【関連記事】
◆オレゴニアンキャンパーから車中泊やソロキャンにうってつけな新作がめじろ押し!
◆30車種以上で泊まったライターが選ぶ車中泊向きのクルマ10選
◆車中泊の大敵「段差」は極厚マット+三角マットで解消せよ!
- Original:https://www.goodspress.jp/news/483470/
- Source:&GP
- Author:&GP