サイトアイコン IT NEWS

Apple Watchの装着率が30%に達する〜2022年上半期、北米地域

Apple Watchの画像
 
リリースと同時に爆発的な普及とはいかなかったApple Watchですが、着実に人々の間に広がっているようです。
 
2022年上半期の北米地域において、Apple Watchの装着率が30%に達したという調査結果が発表されました。

装着率が30%に達したApple Watch

調査会社のCounterpointによると、2022年上半期における北米地域のApple Watchの装着率が30%に達しました
 

 
これはiPhoneの出荷台数に対するApple Watchの出荷台数の割合を調査したもので、初代Apple Watchの発売時は10%台に過ぎなかったものの、その後順調に装着率を伸ばし現在に至っています。
 
発売当初はファッションアクセサリーとして捉えられていたApple Watchですが、防水機能、GPS、単体での携帯電話通信機能、心電図測定、睡眠トラッキング、点灯検知、常時表示、血中酸素飽和度測定などの機能が備わるにつれ、健康増進に役立ちスマートフォンの代わりとして便利に使えることが認知されてきました。
 
キャッシュレス決済も可能であることから、セルラー版のApple Watchであればスマートフォンを持たずに外出することも可能です。

Appleにとっての成長源に

一方、世界的に見ると2021年のApple Watchの出荷台数はiPhoneの出荷台数の18%に過ぎません。
 
逆にいえば、Apple Watchの出荷台数がiPhoneと同等になればApple Watchの収益は550%近く高くなり、700億ドル(約10兆円)に達します
 
高級版Apple Watchの「Apple Watch Ultra」が登場するなどApple WatchのASPはさらに上昇し続けるとみられ、収益がさらに増える可能性もあります。
 
また、2022年第3四半期(7月〜9月)におけるAppleのサービス部門の収入は全体の収入の23.6%を占めており、2015年第3四半期の10%強から大きく上昇しました(初代Apple Watchは2015年4月に登場)。
 
Apple WatchはApple Musicなどのサービスと深いつながりがあり、デバイスの出荷台数以上にAppleの成長を牽引するかもしれません。

 
 
Source: Counterpoint
(ハウザー)

モバイルバージョンを終了