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取り回しやすいサイズ感が良いね!“機内持ち込みOK”のスーツケース5選

【2022秋 最旬バッグ特集⑤】

春夏シーズンが終わりを告げ、新たに秋冬シーズンがスタートする10月。季節の変化は、改めて自分に必要なモノは何かと考え、身の回りのアイテムを新調するには絶好のタイミングといえます。

中でもバッグは、必要だと感じた瞬間こそが買いどき! ここ数年間続いたコロナ禍にあって、すっかり落ち込んでいた出張・旅行ムード。そこに復活の機運が高まってきたとなれば、いよいよスーツケースの出番です! そこで今回は「高さ×幅×厚み」の合計が115cm以内に収まる、機内持ち込み可能サイズのものを集めました。購入時にチェックすべき重要ポイントは、“軽量性”と“収納力”の2点。ここに各ブランドが誇る独自性能を盛り込むことで生まれたスーツケースは、どれもコンフォータブルな機能性と旅心の刺激するデザイン性を備えた逸品揃いです。

1. ポリカーボネート製スーツケースの先駆者

RIMOWA
「エッセンシャル キャビン S」(10万5600円)

軽量・高耐久という特性を持つ素材、“ポリカーボネート”。世界で初めてこの素材を用いたスーツケースの開発に成功してことでも知られるのが、ドイツ生まれのRIMOWA(リモワ)です。この「エッセンシャル」コレクションがまさにそれ。

中でも今回紹介する「キャビン S」は、機内持ち込み対応サイズの中では最小。多くの航空会社に対応するようコンパクトに設計されていながら1〜2泊程度の荷物がしっかり収まるので、旅慣れた人ならこれで十分という声も。

内装は、高さ調節が可能な中仕切りのフレックスディバイダ―を備え、荷物量に合わせて荷崩れを防止。また、ジップ開閉式のネットポケットも、小物類や細かな荷物の収納に活躍します。

そしてスーツケースの快適性を語る際に、忘れてはならないのが足回り。独自のマルチホイール システムにより、全方向に進むことができ、軽快な走りで快適な操作性を実現。1898年の創業以来、120年以上にわたって進化し続けてきた技術力が細部にまで詰まっています。
サイズ:H55×W39×D20cm 容量:34L

>> RIMOWA

 

2. 360°フルオープンの新発想スーツケース

PROTECA
「360T 33リットル」(6万8200円)

軽量で耐衝撃性と耐摩耗性に優れたポリカーボネートハイブリッド樹脂を採用し、縦にも横にも開閉できる360°オープンシステムを搭載した「プロテカ360」シリーズがさらに進化。洗練された都会的デザインはそのまま、外装に刻まれたクロスリブの細部をブラッシュアップし、よりボックス型に近いフォルムに。

今回ピックアップするのは、限定カラーの“フレンチブルー”。大空や海を想起させるような、清潔感のある爽やかなカラーリングが旅へと誘います。

内装は荷物を片面に集約して、もう片面でフタをする1気室仕様に加え、両面に荷物を集約できる2気室にすることも可能。小物類を整理収納することができる機能的なポケットも装備し、縦開きした際に荷物が出し入れしやすいレイアウトになっています。

そのほか、手元のスイッチで簡単に車輪を固定できるキャスターストッパーや、体感音量を大幅に軽減したサイレントキャスター、静かで軽やかな走りを可能にするベアロンホイールなど、とにかく機能満載!
サイズ:H54×W36×D25cm 容量:33L

>> PROTECA

 

3. 痒い所に手が届く機能性はさすがの“MUJI”クオリティ

無印良品
「バーを自由に調節できる ハードキャリーケース(20L)」(1万7900円)

“看板に偽りなし”なんて言葉がありますが、本作はまさにそれ。無駄がないのに痒い所に手が届くラインナップを誇るだけあって、これまでバッグ類もシンプル設計で使いやすいと定評がありましたが、中でもこのスーツケースは白眉。

値段は他ブランドの同サイズ商品に比べ、格段にお手頃。2022年秋にリニューアルし、軽さ・耐久性は従来品のまま、環境にまで配慮されたリサイクル素材をボディに採用。また、その滑らかでマットな質感は、値段以上のクオリティを感じさせます。

バー部分に関しては、持ち手の高さを1cm刻みで自由に調整できるので、体型や用途を問わず使い勝手抜群! 移動時は手元のボタンを押すだけで自由な向きでピタッと固定可能なキャスターにより、揺れる電車の中でも転がることなく安全です。

さらに、移動時の音は響きにくく防犯性の高い二重ファスナーとTSAロックも搭載。これなら海外渡航でも安心です。
サイズ:H47×W32×D20.5cm 容量:約20L

>> 無印良品

 

4. モダンなルックス×革新技術。軽くて移動もスムーズです

Samsonite
「ライトフレーム スピナー55 ブラック」(4万9500円)

革新的な技術、素材、デザインを武器に、トラベルアイテム界を牽引してきたSamsonite(サムソナイト)。この「ライトフレーム」コレクションにおける特徴は“軽量性”といえます。

1ヶ所をロックするだけで簡単に施錠することができる、新開発のワンクリックマルチロッキングシステムを搭載し、射出成型したABS素材のフレームを採用することでこれまで以上の軽量化を実現。モダンなルックスと革新的技術が融合した、同社らしいプロダクトといえるでしょう。

収納部分である内装には、荷崩れ防止のジップ付きディバイダーに加えて、小物の収納に適したポケットが4ヶ所。その上、裏地には回収されたペットボトルを100%原料とする再生素材リサイクレックスが使うことで環境に配慮すると同時に、マイクロバン抗菌加工でニューノームな生活様式にも対応します。

また、路面からの衝撃を吸収し、スムーズで安定した走行を約束するエアロテック サスペンションホイールによるサポートも、快適でありがたい限り。
サイズ:H55×W39×D21cm 容量:約38L

>> Samsonite

 

5. 使い込むほどに味わいが楽しめるワックスキャンバス生地を使用

THULE
「スーリー アイオン キャリーオンスピナー Nutriaブラウン」(5万1150円)

ここまではハードシェルタイプを見てきましたが、最後はソフトシェルタイプを。ブランドは、シンプルで耐久性に優れた北欧デザインが特徴のTHULE(スーリー)です。シェルは強靭なワックスキャンバス生地で、使い込むほど深い味わいが楽しめる本作。

外装フロントには、脱いだアウターを収納するのにも便利なポケットを。外側には財布やキーケースなど、使用頻度の高い小物類がすぐに取り出せるジップポケットを装備し、バックパック感覚で気軽に使えます。

内装は、メイン収納室とメッシュポケットで仕切られ、荷物をしっかり分別して収納できます。またユニークなのが、取り外し可能な圧縮パッキングキューブ。収納スペースを最大効率化し、デイバッグとして単独で使うことも可能。足回りにも工夫がこらされており、フロントホイールを小型化することで内部容量アップ。

対するリアホイールは大きく、ラフな路面でも移動はスムーズ。引き心地の軽いVチューブ伸縮式のキャリーバーも相まって、実に快適です。
サイズ:H55×W35×D23cm 容量:35L

>> THULE

*  *  *

10月から全国で使える“旅行割”がスタート。「そろそろ飛行機に乗って旅にでも行こうかな」と考えたときに、必要となるのがスーツケースという存在です。とはいえ、まだまだ長期旅行というのは難しく、1〜2泊程度が関の山。となれば、機内持ち込み可能サイズのモデルが適役。

大きさは、「高さ×幅×厚み」の合計が115cm以内に収まるのが大前提。今回紹介した5つのモデルはもちろん、この点もしっかりクリア済み。それでいて大人の旅に相応しいスタイリッシュなデザインで、思わずテンションも上昇! ただ、荷物の収納量は20L〜38Lと各ブランドのモデルによって異なるので、用途や目的に合わせて最適なモデルを選びましょう。

 

>> 2022秋 最旬バッグ特集

<文/TOMMY スタイリング/宇田川雄一 メイン写真/田中利幸>

TOMMY|メンズファッション誌を中心に、ファッションやアイドル、ホビーなどの記事を執筆するライター/編集者。プライベートでは漫画、アニメ、特撮、オカルト、ストリート&駄カルチャー全般を愛する。Twitter

 

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