Nikkei Asiaが、AppleはiPhone14への中国Yangtze Memory Technologies(YMTC)製NANDフラッシュメモリ採用計画を中止したと報じました。
中国本土向けiPhone14への搭載を断念
Nikkei Asiaによれば、AppleはYMTC製128層3D NANDフラッシュメモリの認証作業を数カ月間続けてきましたが、米国政府が現地時間2022年10月7日に中国のテクノロジー関連企業に対する輸出規制を課したことで、それは中止されたとのことです。
経済日報はYMTC製NANDフラッシュメモリについて、競合他社製品よりも卸価格が20%安いため、Appleは早ければ年内にもiPhone14へ搭載する予定だったと伝えています。
YMTC製NANDフラッシュメモリを搭載したiPhone14は、中国本土のみで販売される予定でしたが、Appleは最終的に全世界で販売するiPhoneの40%に同製品を搭載することを計画していたと、経済日報は述べています。
YMTCが米国政府の非認証企業リストに掲載、復活困難?
YMTC製NANDフラッシュメモリの価格が競合他社製品よりも安い理由について関係者は、「中国政府からの補助金があるため」と指摘しています。
経済日報は、「Appleは引き続き中国本土向けiPhoneにだけでもYMTC製NANDフラッシュメモリを搭載したい意向を持っているだろうが、米国政府は非認証リストに掲載された企業との間で、設計、技術、各種文書、仕様書を共有することを禁じているため、難しいだろう」と記しています。
Source:Nikkei Asia via 経済日報
Photo:Appledsign/Facebook
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- Original:https://iphone-mania.jp/news-496523/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania