先日発表されたiPad(第10世代)では、iPad Pro同様に3.5mmヘッドフォンジャックが消失しました。これによって、様々なiPadシリーズの最新モデルすべてでジャックが廃止されました。有線イヤホンを使いたいユーザーは、別売りの変換アダプタを購入する必要があります。
第9世代の販売は継続されているが
噂されていた通り、iPad(第10世代)では3.5mmヘッドフォンジャックが消失しています。
これまでにもUSB Type-C(USB-C)を搭載したiPad Pro(第3世代)や、iPad Air(第5世代)、iPad mini(第6世代)ではイヤホンジャックが消失していましたが、ベースとなるiPadで消えたのは今回が初です。
執筆時点(2022年10月20日現在)では、第10世代がリリースされても、2021年に登場した第9世代の販売は継続されていますが、近い将来すべてのモデルからジャックが消失するのは間違いないでしょう。
ワイヤレスイヤホン台頭の準備を段階的に進めてきた
イヤホンジャックの消失は、2016年に登場したしたiPhone7から段階的に始まりました。2018年のiPhone XSシリーズ以降は、Lightning-3.5mmヘッドフォンジャックアダプタの同梱も終了しています。
この試みが始まった当時は、ワイヤレスイヤホンを使用しているユーザーは稀でしたが、現在ではすっかり音楽や動画視聴で主流となっているのですから、Appleの大胆な戦略の成功には感嘆せざるを得ません。
2020年の時点で、Appleの主力ワイヤレスイヤホンAirPodsの年間売上高は約1.3兆円とされ、それだけで時価総額600億ドル(9兆円)規模の企業に匹敵すると見積もられています。
もちろん、第10世代のiPadで有線イヤホンを使用したいユーザーのために、AppleはUSB-C-3.5mmヘッドフォンジャックアダプタを1,380円で販売しています(同梱はされていません)。
Source:MacRumors
(kihachi)
- Original:https://iphone-mania.jp/news-497319/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania