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空港周辺での5G通信規制が恒久化?ASRIが要求

空港に着陸する航空機
 
5G通信に使われる一部の周波数帯が航空機のレーダーと干渉する可能性があるとして、アメリカでは現在空港周辺での5G通信が規制されています。
 
この措置は一時的なもののはずでしたが、ある航空関連法人が恒久化を要求しているようです。

日本にも影響があった5G通信のレーダー干渉問題

この問題は、5G通信のCバンドと呼ばれる周波数帯の電波が、航空機が利用している一部のレーダー高度計の周波数と近く、干渉する可能性があるというものです。
 
アメリカの無線通信関連企業の業界団体であるCTIAは、5G通信は安全でありすでに約40の国で5G通信の周波数帯が使用されているとしていますが、現在アメリカの一部の空港周辺では5G通信の電波が停波されています
 
また、Boeingが777型機の航行に5G通信の電波が影響する可能性があるとしたことで一部の便が欠航するなど、日本にも影響がありました

ASRIが制限の恒久化を要求

空港周辺でのCバンドの利用規制は一時的なものであり、航空業界は2023年7月までに影響の可能性がある航空機をチェックし、必要に応じてレーダー高度計を交換する必要があります。
 
しかしながら、アメリカで航空業界向けの無線通信ライセンスを管理・調整しているAviation Spectrum Resources, Inc.(ASRI)が、この規制の恒久化を要求していることがわかりました。
 
ASRIはアメリカ連邦通信委員会(FCC)への書簡のなかで、この一時的な規制が与えるマイナスの影響が現状見られないと述べています。
 
FCCやVerizonは従来から、Cバンドの普及が遅れれば、アメリカの競争力にリスクが生じ、世界の5G通信におけるリーダーシップを確保できなくなる可能性があるとしており、反発は必至です。

 
 
Source: 9to5Mac
(ハウザー)

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