音楽ストリーミングサービスSpotifyがオーディオブックを追加する新たなアップデートをApp Storeに提出したところ、却下されたと報じられています。The New York Timesによれば、Appleは先月3回アップデートを拒絶したとのことです。
Appleはポリシー違反を却下理由として説明
Appleは昨年、開発者がiOSアプリの外で利用できる支払いオプションに関する情報手段を、電子メールなどの通信手段を用いて共有できるようにするApp Storeのルール変更に合意しましたが、Spotifyはこの機能を実装しようとして問題にぶつかっています。
顧客がオーディオブックをオンラインで購入し、アプリで聴けるようにすることがSpotifyの目指すところですが、アプリ内にオンライン購入に関するメールを要求するボタンを設置することが許可されないとのことです。
Spotifyは9つのステップでオーディオブックを購入するプロセスを設計しましたが、これがApp Storeのガイドラインに違反しているというのがAppleの主張のようです。Appleの広報担当者は、下記のように述べています。
App Storeは開発者にとって素晴らしいビジネスチャンスとなるように設計されており、我々はユーザーに永続的な価値を提供するアプリに新機能を導入する取り組みを全面的に支持しています。リーダーアプリがアプリにオーディオブックコンテンツを追加したり、ユーザーがサービスにサインアップするためにWebサイトへリンクしたり、代替購入オプションについて顧客と外部でコミュニケーションすることに関しては何の問題もありません。Spotifyアプリは、アプリの外で購入を行うという明確なガイダンスをアプリ内コミュニケーションで提供していないという理由でアップデートが却下されました。(後略)
Spotifyは、SpotifyのWebサイトからオーディオブックを購入する方法に関する情報を削除したアプリのバージョンを提出したところ、Appleはこれを承認したと伝えられています。
Source:NYT via MacRumors
Photo:Spotify
(lexi)
- Original:https://iphone-mania.jp/news-498717/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania