2022年第3四半期(7月〜9月)のスマートフォン出荷台数の調査結果が発表され、第3四半期としては2014年以来の低水準になったことがわかりました。
政治的な緊張が高まっていることや、インフレなどが原因だといいます。
スマホ出荷台数が前年同期比12%減
調査会社のCounterpointによると、2022年第3四半期のスマートフォン出荷台数は約3億100万台でした。
前期比では2%増の出荷台数であるものの、前年同期比では12%減となり、第3四半期としては2014年以来の低水準になったとのことです。
この原因の1つはロシアとウクライナの戦争や、中国とアメリカの関係といった政治的な緊張が高まっている点にあるとされています。
また、インフレや傾向後退への懸念の高まり、通貨安といった要因も消費者心理に悪影響を与えているとみられます。
上位メーカーのなかではAppleが唯一プラス成長に
メーカー別の出荷台数に目を向けると、上位5メーカーのなかでAppleが唯一前年同期比でプラス成長となりました。
これはiPhone14シリーズが9月に発売されたことや、Appleが注力する高価格帯のスマートフォンは出荷台数への影響が比較的小さかったためとみられます。
今後についてCounterpointは、各国の中央銀行によるインフレ抑制政策や、積み上がっている在庫の処理のため、2022年第4四半期(10月〜12月)も引き続き低水準の出荷台数が続くと予測しています。
また、2023年になっても消費者による買い換えが進まず、需要が低迷するとのことです。
Source: Counterpoint
(ハウザー)
- Original:https://iphone-mania.jp/news-499130/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania