“iPodの父”として知られるトニー・ファデル氏が、チップ設計企業であるARMの役員として新たに就任したことが分かりました。
ARMとの長い関わりをアピール
元Apple副社長であるトニー・ファデル氏は、現在Appleとは直接的な関わりを持っていないものの、iPod成功の立役者としてその名を広く知られています。
そんな彼がARMの役員の一人として、社外取締役に就任したことが同社から発表されました。ファデル氏自身も「30年以上に渡って、ARMの技術に関わってきた」立場であることを強調、「ARMなしではiPodやiPhone、Nest(ファデル氏が創設したスマートホーム企業でAlphabetが買収済)を作ることはできなかった」と色気たっぷりに語りました。
After working with @arm technology for 30+ years, I am thrilled to announce today that I am joining its board. https://t.co/ACPA4OIEbn
— Tony Fadell (@tfadell) November 3, 2022
“iPhoneの父”でもあったファデル
先日もiPod生誕21周年を祝うコメントを出したトニー・ファデル氏ですが、同氏が深く関わったのは、iPodだけではありません。
Appleが爆発的な成長を遂げるきっかけとなったiPhoneは、すでに成功したiPodをさらに進化させる方向性で、ファデル氏の元で開発が進んでいました。
その証拠に、最終的に日の目を見なかったものの、iPodのクリックホイールをiPhoneにも搭載するというコンセプトの存在について、ファデル氏が開発秘話の一つとして口にしたこともあります。
Source:AppleInsider,ARM
(kihachi)
- Original:https://iphone-mania.jp/news-500972/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania