新型コロナウイルス感染症(COVID-19)による特需も一息つき、ラップトップ市場は世界的な減速に見舞われています。そうした中で、Appleだけが依然として堅調な売れ行きを見せていることが分かりました。
Appleだけが一人勝ち
Appleは10月27日、決算発表会を行いましたが、Macの売れ行きについては好調であったことを示すだけで、具体的な台数については公表しませんでした。
しかし、調査企業Strategy Analyticsの分析によると、AppleはMacBookシリーズを第3四半期(7月〜9月)に810万台を出荷したそうです。
ベンダー別で比較すると、Appleは出荷台数こそ4位(1位はLenovoで1,280万台)ですが、前年同期比で唯一出荷台数を増やした企業となっています。グラフを見ても、上位べンダーはAppleを除けば、軒並み前年比で大きなマイナスとなっていることが確認できます。
Appleが好調だった理由について、Strategy Analyticsは、アップグレードを中心とした在庫の消化や、M2チップを搭載したMacBookモデルが複数の主要市場で好評を博したからだと分析しています。
第4四半期は楽観視できない
ただし、そんなAppleも第4四半期(10月〜12月)については、前年比での売れ行きの落ち込みを警戒しているようです。
こうしたAppleの予断を許さない態度から、ニュースサイトAppleInsiderは、M2チップ搭載のMacBook Proが2022年内に発売されないのではないか、と予測を立てています。
Source:Strategy Analytics,AppleInsider
(kihachi)
- Original:https://iphone-mania.jp/news-500966/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania