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&GP編集部がロケ用にタトンカ「タープ1TC」を選んだ理由

キャンプ好きがそろう&GP編集部に、ついに共同装備のタープが到着しました。

年に数回のキャンプロケでは個人装備を持ち寄っているのですが、スタッフは驚くほど自由人ぞろいでソロキャン派ばかり。基地となる大型タープ、全員の食を司るツーバーナー&大型クーラーボックスを所有している唯一のファミリーキャンパー=田口カメラマンの負担が大きすぎるとようやく気づいたためです。

編集部の装備となったのはタトンカ「タープ1TC」。

・6~7名が過ごせるビッグサイズ
・焚き火をするので火の粉の影響を受けにくいコットンまたはTC素材
・だけど重すぎるのはイヤ
・そしてテンションがあがるカッコよさ

という4つの条件を満たしていたのが「タープ1TC」だったのです。

素材であるTCはポリエステル65%、コットン35%。2021年にポリエステルが新素材となり、引裂強度が50%アップ、抗張力25%向上という頼もしいスペックとなっています。

▲収納サイズは60×30×6cm、重量2.8kg

同サイズのコットンタープだと7〜8kgは当たり前。そう考えると重量2.8kgは奇跡のような軽さです。

ほかのTC製タープと比べても軽量の部類で持ち運びやすさは評判どおり。幕の色はサンドベージュでこれも美しい。ロケ中、うっかり映り込んでも許せます。

ただ張り綱が…目立つのはいいけれど、ちょっと頼りないので手持ちのロープに変更決定。

▲425×445cm

手持ちのポールと張り綱を使ってたててみました。ツーバーナーと作業台、食卓、5脚分のチェアを並べましたがまだまだ余裕があります。

薄手で色も薄いため遮光性には期待していませんでしたがまずまず。真夏でなければ十分です。PUコーティングはなされておらず、コットン繊維が水分を含み膨張することで雨を防ぐのみ。雨が霧状になったり染みたりすることもありますが、コーティング劣化の心配がなく長く使えるのはいいこと!

 

■張り方アレンジに挑戦

「タープ1TC」のグロメットは四隅だけでなく8か所。ポールを差して突き上げる、張り綱を通して雨水の通り道にするといったアレンジにも対応しています。

裏にも布を当てており張り綱を引っ張ったときの力が分散されるようになっているのが頼もしい!

ロープ用ループは全12点。各辺に2点、幕の中程にも4点配置されています。主張しない色、形なのがグッときます。

「タープ1TC」はレクタングラー(長方形)ですが長辺と短辺の差はわずか20cm。アレンジしやすさで定評のあるスクエアタープとよく似た形で、ループとグロメットの位置も絶妙です。

メインポール2本よりやや短いサブ4本をセット。屋根を高く、できるだけ広くすることで開放的なリビングとなります。風のない穏やかな日にぴったり。

メインポール2本+サブポール2本で開放感を得るならコレ。いわゆるタトンカ張りです。

屋根が広く、ポールに干渉されにくいのでテントと組み合わせやすい張り方でもあります。

また、張り綱の位置やサブポールの高さを変えるだけで手軽に朝日や西日のまぶしさを低減できることもメリットです。

次は雨対策で1辺を低く。サブポールは1本のまま、両脇の角は張り綱を引っ張って雨水が排出しやすくしてみました。開放感と雨対策を両立しています。

キャンプロケのスタッフは総勢5〜7名。それぞれのテントで就寝しますが、ルックスのよさとちょうどいい広さのためでしょうか、強制されたわけでもないのに撮影以外は不思議とこのタープに集まっています。

夕食後はタープのそばで焚き火を囲むのが&GPの通例。TCとはいえ薄い「タープ1TC」は少し不安でしたが、撤収時に確認したところ穴空きなし。今後、長い付き合いになりそうです!

>> タトンカ

 

<取材・文/大森弘恵 写真/田口陽介 撮影協力/-be- 北軽井沢キャンプフィールド

大森弘恵|フリーランスのライター、編集者。記事のテーマはアウトドア、旅行、ときどき料理。Twitter

 

 

 

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