大胆なスケルトンデザインで注目を集めている“Nothing Phone(ナッシングフォン)”を手掛けるNothing(ナッシング)から、完全ワイヤレスイヤホン第二弾となる「Nothing Ear(stick)」(1万6800円)が登場。
前作の「Nothing Ear(1)」と見た目はそっくりでもコンセプトは別モノで、今作は快適な装着感が続くハーフインイヤータイプ。それでいながらインイヤータイプの弱点となる“低音”を、大口径ドライバーと独自のテクノロジーで克服しています。
今作は耳穴を密閉するカナル型ではなく、自分の話す声や周りの音がある程度自然と耳に入ってくるハーフインイヤー型となっていて、ノイズキャンセリングや外音取り込み機能はナシ。通勤通学時の電車内や雑踏の中で使うというよりも、家の中にいるときやワークアウト向けの“ながら聴き系”に近いコンセプトとなっています。
重さはわずか4.4g。人間工学に基づいた形状のイヤホンは、耳への圧迫が少ない軽い着け心地で、一日中着けていても疲れにくいのが特徴です。
インイヤー型のイヤホンといえば高音やボーカルの抜けがいい反面、低音の迫力が物足りなく感じがちですが、「Nothing Ear(stick)」ではドライバーと技術によってその弱点を解消。
前作よりも大きい12.6mmの大口径ダイナミックドライバーを搭載し、高品質のドライバーマグネットと強化されたダイアフラム(振動板)によって、高音域から低音域までをしっかり再現します。
また、“Bass Lock Technology”がユーザーの耳の形状や装着感によって失われる低音を測定し、イコライザーのカーブを自動調整。音の奥行きをしっかり感じとれる臨場感のあるサウンドが魅力です。
音質はアプリによるイコライザー(EQ)設定でも調整が可能(Nothing Phoneの場合は最初から設定機能あり)。EQはプリセット以外に自分で細かく設定することもできます。なお、今作はイヤホン本体での操作がステム部を押すプレスコントロールとなっており、曲のスキップや音量調整など操作の振り分けもアプリで設定することが可能です。
充電ケースも前作から大きく変わっていて、今作はリップスティックから着想を得たという円筒形のデザインに。充電ケースのサイズは直径29.8mm、高さ87.1mm。リップスティックのように底をクルっと回すとイヤホン収納部が回り、イヤホンを取り出せるようになっています。
連続再生時間はイヤホン単体で最大約7時間(通話の場合は最大約3時間)、充電ケース併用の場合は最大約29時間。10分の充電で約2時間使える急速充電にも対応しています。
その他の機能としては、イヤホンを外すと自動で電源が落ちる装着検知機能や、IP54の防水・防塵性を搭載。アンテナを再設計したことで接続の安定性も向上しています。
カラーは現状ホワイトの1色のみで、11月10日より発売予定(公式サイトなどでは先行販売中)。音質だけでなくイヤホンのデザインにもこだわりたい人や、操作性などの相性がバッチリなNothing Phoneユーザーの方は要チェックです。
>> Nothing「Nothing Ear(stick)」
<文/&GP>
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