キャンプでの悪天候に備えようと思って買ったタープなのに、張り綱とポールが邪魔になってうまくクルマと接続できなかったなんていう経験、ありませんか?
だったら…と、次は確実にクルマと接続できるカーサイドタープに手を出すのですが、その取り付け方法は吸盤ばかり。簡単だけど最近のクルマは平面を見つけるのが難しく、取り付けポイントを探すだけでかなりの時間を時間を要してしまうんですよね。それに最適な場所さえ見つかればいいかというとそうでもなく、汚れが残っているといつのまにか吸盤がはずれていることも。
ケルティ「ウェイポイントタープ」(2万2000円)は、吸盤ではなくウェビングによる接続システムで、カーサイドの不満あるあるを解消していました。
■オールインワンのタープセット
「ウェイポイントタープ」はポール、ペグなど必要なものがすべてそろっています。
本体のみの販売でポールやペグ、張り綱などを別途そろえる必要があるタープが多く、道具をもっていない人は“思っていたよりお金がかかった”と嘆く傾向にありますが、「ウェイポイントタープ」はその心配はありません。
これらすべてがおさまる収納袋は、肩に掛けて持ち運べるストラップ付きです。重量は同等サイズの化繊タープであれば一般的といえます。
■後部ホイールにウェビングを通すだけの簡単接続
設営方法は非常に簡単。
クルマ側は後部ホイールにウェビングを通しておき、これをタープと接続するだけ。吸盤よりも確実に、そして素早くセットできるんです。しかもクルマを買い換えても同じように接続できる。SUVだってワゴン、軽自動車だって問題ありません。
唯一注意すべきなのがホイールのデザインです。
鉄チンホイールなどは飾り穴が小さく、ウェビングのバックルが飾り穴に入らないことがあります。この場合は素直にペグで地面に打ち込む方がいいでしょう。車体に取り付ける場合は、剛性があるところを選んで。
幕には張り綱が取り付けられています。クルマの後部にタープをかけてウェビングで固定したら、張り綱を地面に打ち込んでポールを差し込めば完成です。
クルマ側にはもうひとつ、短いウェビングが装備されています。ルーフキャリアにこのウェビングを巻き付けるとタープの横揺れを低減できそう。
ただ、使わないときはバックル部分が風でこすれてルーフを傷つける心配があるので、気になる人はウエスで包んでおくといいかも。
■荷室までしっかりカバー&サイド長めが◎
90cm幅のテーブルを置いてくつろぐのにちょうどいい大きさが生まれました。2人利用なら余裕、キッチン用品が少ないなら3〜4人でも過ごせます。
クルマの荷室をしっかりカバーするので、クーラーボックスや調理器具は荷室に置いて、その脇にバーナーを置いてキッチンスペースにするなんていう使い方にも重宝します。
わずかですがポール側にはひさしが付いていて雨や西日がリビングスペースに入りづらい設計となっています。
一般的な屋根だけのカーサイドタープとは違い、サイドもかなり下まで伸びているので、なかなかの目隠し効果があります。
クルマ側にはもう一か所、ポールを立てられるよう補強が施されています。駐車場から離れたキャンプサイトでは、手持ちのポールを使って自立させることができるのも気が利いています。
「ウェイポイントタープ」はクルマの後部に取り付け、テールゲートキャンプを楽しむもの。サイドへの取り付けには工夫が必要なのが少々残念ですが、適度に目隠しをしつつ景色を楽しめる絶妙なデザインは「ウェイポイントタープ」ならでは!
車中泊キャンプとの相性も抜群ですよ。
>> KELTY
<取材・文/大森弘恵 写真/田口陽介>
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- Original:https://www.goodspress.jp/reports/489247/
- Source:&GP
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