セキュリティ研究者が、Appleの最近のApp Storeのコード変更にプライバシー上の懸念があると警鐘を鳴らしています。
ユーザーのすべてのタップを送信している?
Myskと名乗る2人の開発者およびセキュリティ研究者が、App Storeに広告が増えることについてプライバシー上の懸念を示しています。開発者たちは、iOSがユーザーがどのようにApp Storeを利用したかの詳細なログを記録し、送信していることを明らかにしました。
動画で紹介されていますが、送信されているデータには、ユーザーが画面のどこをタップしたかが含まれています。この情報は、JSONファイルでリアルタイムでAppleに送信されるとのことです。
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The recent changes that Apple has made to App Store ads should raise many #privacy concerns. It seems that the #AppStore app on iOS 14.6 sends every tap you make in the app to Apple.This data is sent in one request: (data usage & personalized ads are off)#CyberSecurity pic.twitter.com/1pYqdagi4e — Mysk
(@mysk_co) November 3, 2022
2021年5月からユーザー行動を追跡
開発者たちによれば、Appleは2021年5月リリースのiOS14.6以来、App Storeでユーザーの行動を追跡しているとのことです。興味深いのは、その1カ月前にiOS14.5で新たなプライバシー機能である「アプリのトラッキングの透明性」が導入されていることです。
Appleがこのデータをどのように利用しているかは公式に説明されていませんが、同社は現在もApp Storeでのユーザー行動の追跡を継続しているようです。AppleがApp Storeで広告を提供し始めて以来、開発者は広告のパフォーマンスに関するいくつかの統計にアクセスできるようになっており、今回の新たなデータ収集に関連している可能性が指摘されています。
Source:9to5Mac
(lexi)
- Original:https://iphone-mania.jp/news-501665/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania