韓国メディアThe Elecが、LG Displayによる新しい有機ELディスプレイ、OLED on silicon(OLEDoS)ディスプレイ生産ラインへの投資計画に遅れが生じていると報じました。
OLEDoSディスプレイはマイクロOLEDディスプレイとも呼ばれており、2025年発売と噂のAppleの複合現実(MR)ヘッドセット(第2世代)に搭載されると噂されています。
生産設備発注計画に遅れ
AppleはLG Displayに対し、画素密度3,500ppiのMRヘッドセット用OLEDoSディスプレイの開発を要請していると、The Elecは伝えています。
OLEDoSディスプレイの生産設備を整備するには、2,000億ウォン(約213億円)が必要です。
LG Displayは当初、これらの生産設備を2022年第3四半期(7月〜9月)に発注する予定でしたが、持株会社であるLG Corporationとの見解の相違があり、未だ発注できていないようです。
仮想現実、拡張現実、複合現実の将来性を不安視
LG CorporationがOLEDoSディスプレイの生産設備への投資を躊躇しているのは、MRデバイスがいつ本格的に普及するかという点に対し、懸念を示しているのが原因とThe Elecは指摘しています。
AppleのMRヘッドセット(第1世代)は、2023年3月に発表され、4月に発売されるとアナリストのミンチー・クオ氏が予想しています。
LG Displayは、2025年に発売されるMRヘッドセット(第2世代)用OLEDoSディスプレイを供給するとみられています。
Source:The Elec
Photo:Apple Cycle(@theapplecycle)/Twitter
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