キャンプで朝目が覚めると、体がバッキバキ…なんて経験ありませんか? 快適な睡眠を求めるなら最優先するべきは寝袋ですが、実は「マットレス」も超重要。
暖かく快適に睡眠を取るためには適度な温度が必要です。そこでポイントになるのが“地面の冷気を遮断すること”と“地面の凹凸を感じずにフラットに横になること”。そして、これらを一挙両得できるのが“厚さ10cm以上”の極厚マットです。
これは「キャンプで快適な睡眠を求めるなんて贅沢だよな。何ならそれも醍醐味だし…」なんて諦めかけていた私が見つけた解決方法。
もちろん、重く・大きくなった分、持ち運ぶのに少々骨が折れますが、それ以上の価値があると自信をもって紹介できる2アイテムです。
■「サーマレスト」の中で最も高い断熱性を誇るマットレス
“アウトドアで最強の眠りを提供する”をコンセプトに、キャンプでの心地良い眠りを提供するTherm-a-Rest(サーマレスト)。そんなアウトドアマットで有名な同ブランドのラインナップ中で最強の断熱性を誇るのが「モンドキング 3D」(3万6300円※ラージサイズ)です。
地面からの冷気を中央のフォーム層で遮断。また、上面の凹部に体から出る熱を溜め込んで高い保温性を発揮します。実際に寝てみたところ、自分の体温で寝袋内がホッカホカに! 気温一桁台の夜でもちゃんと快眠できました。
表面の生地にはビロードのような“ストレッチニット”を採用。まるでベッドで寝てるような快適な肌触りが魅力です。パンパンな状態まで空気を入れたおかげか、寝ても朝まで空気が抜けることはありませんでした。
ウレタンが入ったマットレスは、絶妙な硬さと高い断熱性で、もはや家のベッドと遜色ナシ! 知り合いの中には、実際に自宅のマットレス代わりに使用している人がいるほど。そういう意味では、急な来客に備えてひとつ持っておくのもアリかもしれません。
■3.“もちふわ”な寝心地がやみつき!
ほかのブランドにはない個性的かつ機能性も兼ね備える、ワクワクするようなコンセプトで人気のDOD(ディーオーディー)のマットレスが「ソトネノキワミ S」(1万7600円)です。
空気を入れて使用する“インフレーターマット”タイプで、エアマットのように空気が多くふわふわした寝心地が特徴。収納時もコンパクトにたためので、携行性に優れたマットレスです。
エアーマットは多く発売されていますが、「ソトネノキワミS」がほかのマットレスと異なる点といえば、マットシーツが付属されていること。洗濯やケアがしにくいマットレスを毎回、清潔で爽やかな状態に保てます。これは、必ずしもお風呂に入れるわけではないキャンプシーンにおいて意外と大事な要素なんです。
吸気口は吸排気できる“360°バルブ”を採用。吸気モードと排気モードで切り替えられる最近人気のタイプ。組立時は逆流することなく空気を注入でき、撤収時には一気に排出できるというメリットがあります。
伸縮性のあるもちっとした生地を採用。ウレタン入りの生地と比べて柔らかく、硬すぎないマットレスが好きな人にはもってこい。約10cmの空気の層による断熱性も高く、持ち運びがしやすくてこの寝心地はキャンプにうってつけ!
秋〜春にかけての夜の寒さが気になる人には、「モンドレスト3D」がおすすめ。程良い反発力は、もはや自宅で寝る以上の快適さがありました。
一方、手軽にマットレスを持っていきたい人や荷物を少なくしたい人には携行性に優れた「ソトネノキワミS」がうってつけ。これだけコンパクトでありながら、快適な寝心地はなかなか得られません。
ベテランキャンパーの中には“過酷な環境を味わってこそのアウトドア”という人も多いでしょう。けれど、はっきりいって私はキャンプでもぐっすり眠りたい派。出来るだけ快適な睡眠環境を整えて次の日に持ち越すことなく休息を取りたいと考えています。
10cm厚以上のマットを選べばキャンプでも快適な睡眠は得られます。あまり眠れないからと挫折してしまった人は極厚マットを経験してみてはいかがでしょうか?
>>DOD
<取材・文/宇田川雄一>
【関連記事】
◆ゴードン ミラー×グリップスワニーのコラボ第4弾は難燃ダウンジャケットと牛革グローブ!
◆ミリタリーな雰囲気にらしさ漂うオレゴニアンキャンパーの新作難燃ウエア
◆シャカ「スワンプチェルシーMT」は全天候型ダックブーツなのにサイドゴア!しかも難燃です!
- Original:https://www.goodspress.jp/reports/491055/
- Source:&GP
- Author:&GP