祭りのような人が密集するイベントでは、盗難に気をつけなければなりません。米カリフォルニア州で行われた音楽フェスティバルでも、大量のスマートフォンが盗まれました。しかし、iPhoneを盗まれた被害者が「探す」機能を使ったおかげで、結果的に犯人のアジトが発見され、100台近くのスマートフォンが取り戻されたのだから驚きです。
ゴミ袋から92台のiPhone発見
ロサンゼルス東部に位置するダウニーの警察署に、平日から数十人が一挙に詰めかけました。彼らは皆、前週末にサンバーナーディーノで行われたイベントEscape Music Festivalでスマートフォンを盗まれた被害者たちで、自分たちの端末を回収しにきたのです。
一体奪われたスマートフォンがすぐに戻ってきたのか――理由は被害者の一人、アーミル・アンダーソンさんが友人に「探す」機能を使わせ、自身のiPhoneの現在位置を把握したからでした。
位置を確認すると、アンダーソンさんのiPhoneはちょうど何者かの手で移動中だったため、彼は友人と一緒にiPhoneを追跡することにしました。サンバーナーディーノのフェス会場から約60マイル(約96キロメートル)移動したダウニーのとある家で、ようやくiPhoneは動きを止めました。
アンダーソンさんはすぐに地元警察に連絡、家宅捜索が入りました。すると現場で大量に入った大きなゴミ袋を2つ発見、中から92台ものスマートフォンが出てきたのです。
電源がオフになってもiPhoneを探せる
残念ながら犯人は逃げてしまいましたが、「探す」機能を使って執念深く追跡し続けたアンダーソンさんのおかげで、多くの人がスマートフォンを取り戻したのは事実です。
「多くの人が祝福してくれた。感謝してくれたよ」とはアンダーソンさんの弁です。「その内の何人かは私にメッセージを送ってきた。自分のスマートフォンがあったよってね。とても多くの人を助けられたのは気分がいいよ」
なお、今回の事件と同様に盗難されたiPhoneを「探す」で取り戻した動画が、8月にも話題となったばかりです。
ちなみにiOS15以降、iPhone11より新しいモデルであれば、たとえ電池切れで電源がオフになっても、24時間は「探す」で現在地を取得することができるようになっています。
Source:NBC Los Angeles
(kihachi)
- Original:https://iphone-mania.jp/news-502682/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania