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iPhone14の衛星通信緊急SOS、米・カナダで提供開始。12月には欧州でも

Apple 衛星経由の緊急SOS iPhone14シリーズ
 
は現地時間11月15日、iPhone14シリーズからの緊急SOS通報サービスの提供の開始を発表しました。12月には対応国が追加されますが、日本でのサービス開始予定時期は明らかにされていません。

11月15日から利用可能に


Appleは、iPhone14シリーズ(iPhone14、iPhone14 Plus、)で、携帯電話ネットワークに接続できなくても通信衛星経由で緊急SOSを発信できるが、アメリカとカナダで11月15日から利用可能になったと発表しました。
 
同機能についてAppleは、11月中のサービス開始を予告しており、つい先日にはサービスに使用する通信インフラへの投資について発表していました。

簡単な質問に回答してSOS通報

ユーザーは、携帯電話ネットワークが圏外の状態で緊急通報しようとすると、衛星通信での通報を試すよう促されます。
 

 
画面に表示される簡単な質問に回答することで、位置情報、iPhoneのバッテリー残量、メディカルID(有効にしている場合)といった情報を含む最初のメッセージを、衛星通信を使って送信できます。
 
必要に応じて追加の質問と回答をやり取りを経て、Appleの訓練されたスペシャリストがユーザーに代わって救助要請の通報をしてくれます。
 

 
メッセージのテキストは最大300%圧縮されて送受信されますが、通信衛星が常に移動しているため、見晴らしの良い状況でも送受信には約15秒の時間がかかります。
 
質問と回答のやり取りは、緊急連絡先として設定した最大10人の連絡先に共有されます。やり取りの共有には、連絡先がiOS16.1以降がインストールされたiPhoneを使っていればiMessageで、iOS16.1以前のバージョン利用者やiPhoneユーザーでない場合は位置情報と緊急状態にあることが通知されます。

12月にはヨーロッパの4カ国にサービス拡大

衛星通信による緊急SOSサービスは、12月にはフランス、ドイツ、アイルランド、イギリスの各国で利用可能になります。
 
サービスは、iPhone14シリーズの最初のアクティベーションから2年間はで利用できます。
 
現時点で、日本におけるサービス開始時期についての発表はありませんが、Appleは来年には対応地域を追加予定と発表しています。

緊急通報以外にも活用可能

衛星通信の利用は、緊急通報だけではなく「探す」サービスを使った位置情報の確認や共有にも活用できます。
 
衛星通信機能は、iOS16.1以降をインストールしたiPhone14シリーズと、Apple Watchの衝突事故検出や転倒検出と組み合わせて利用することもできます。
 

 
 
Source:Apple
(hato)

 
 

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