新たにTwitterの最高経営責任者(CEO)に就任したイーロン・マスク氏の改革案実施を目前に、大勢の従業員が退職の道を選んだようです。
米メディアThe Vergeが、Twitterの社内向けSlackでやり取りされていた内容を入手しました。
さらに数百人が退職
マスク氏は約半数の従業員を解雇した後、社内向けチャットやTwitterで同氏に批判的な発言をした従業員数十名をさらに解雇しました。
そして全従業員に対し、現地時間2022年11月17日午後5時までに、マスク氏が「Twitter 2.0」と呼ぶ改革案にGoogleフォームで賛同を表明しない限り、解雇すると通告しました。
最終期限である11月17日午後5時を過ぎると、何百人もの社員が社内向けSlackに、マスク氏の改革には従わず、Twitterを離れるとのメッセージを投稿したと、The Vergeが伝えています。
「Twitterは近く崩壊するのではないか」
11月17日午後5時以前は、約2,900人がTwitterに残っていました。しかしその後退職した人数を考えると、現社員・元社員の多くが、Twitterは近く崩壊するのではないかと危惧しています。
マスク氏に批判的だった技術者らはいなくなり、Twitterの中核であるシステムライブラリの技術者チームは全員やめたそうです。ある従業員は「このチームなしでTwitterは機能しない」とコメントしています。
マスク氏にとっても想定外
マスク氏自身もこれほど多くの従業員が退職を選ぶのは想定外だったようで、従業員らが妨害工作をするのではないかと懸念、オフィスビルを一時的に閉鎖し、社員が入れないようにしました。
マスク氏はすでに採用活動も行っており、外部の技術者に向けてTwitter 2.0への参加を呼びかけているそうです。
Source:The Verge
(lunatic)
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- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania