中国メディアiMediaが、Samsungは素性の悪い4nmプロセスの改良を断念した可能性が高く、TSMCの技術的優位性と交渉力が増していると伝えています。
QualcommもTSMCへ移行
iMediaはSamsungの4nmプロセスについて、消費電力が高く発熱が大きいことから、製造されたシステム・オン・チップ(SoC)を搭載するスマホメーカーは動作周波数を抑えるなど対応に苦慮してきたと述べています。
同メディアは具体例として、QualcommはSnapdragon 8+ Gen 1で製造委託先をTSMCに変更、後継チップのSnapdragon 8 Gen 2もやはりTSMCで製造されていることを挙げています。
消費電力の高さと発熱問題は自社製品にも影響、SamsungはExynos 2300を4nmプロセスで製造することを断念し、世代の古い5nmプロセスで行うことになったとiMediaは推察しています。
TSMCが値上げ交渉を優位に進める材料に
Samsungに対するTSMCの技術的優位性が認められたことは、必ずしも良いことばかりではないとiMediaは指摘しています。
iPhone14 Proシリーズ用A16 Bionicだけではなく、Qualcomm、AMD、NVIDIAのチップを製造するTSMCは、受注獲得に関してSamsungと競合する可能性が低くなったことで、価格交渉を優位に進めています。
結果、TSMCは顧客の流出を心配することなく交渉し、値上げを認めさせたとiMediaは伝えています。
Source:iMedia
Photo:Apple Cycle(@theapplecycle)/Twitter
(FT729)
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- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania