Appleはヘルスケア分野への進出を続けており、Epic SystemsとヘルスケアアプリのMac版の開発について契約を締結したことが明らかになりました。
「Appleデバイスで実行しやすいバージョン」で合意
Epic Systemsは、米国最大の電子医療記録ベンダーであり、人口のおよそ半分の医療記録がEpicのソフトウェアと技術を搭載したシステムに保存されています。
AppleはEpicにAppleデバイス専用のヘルスケアサービスを作るよう要求していたとされていますが、両社は「Appleデバイスで実行しやすいバージョン」という妥協案で合意したとのことです。
Appleは医療記録の共有要件の緩和を推進しており、Epicはこれに断固反対しています。Epicは、相互運用性に焦点を当てた規制変更は、我々の医療システムに過度な負担をかけ、患者のプライバシーを危険にさらす、と主張したとされています。
Epicの動きがAppleのヘルスケアアプリ機能の今後の鍵に
EpicのMac用、iPad、iPhone用ソフトウェアが十分に開発されていないことが、Appleの医療記録業界への参入を阻害してきたと言える、と米メディア9to5Macはコメントしています。
医療業界、中でも医療記録技術に関する物事の動きの速さを考えると、今回の契約内容が結果となるまでしばらく時間がかかりそうですが、Appleの他のプラットフォームやサービスとのデータ統合が改善されれば、業界や消費者にとって良い結果となるかもしれません。
Source:Axios via 9to5Mac
Photo:Apple
(lexi)
- Original:https://iphone-mania.jp/news-505825/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania