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納得価格のハイコスパオーディオ6選【冬の最優秀ベストバリューモノ】

【冬の最優秀ベストバリューモノ】

オーディオ機器はメーカーが乱立している状況で、製品ごとの価格差も激しいジャンル。そんな中でも手頃ながら確かな性能を備えたものをピックアップ。普段使いで納得できるクオリティを備えており、コスパの良さを実感できるに違いない。

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Amazonで低価格なオーディオ機器を探すと、有名ブランドの製品だけでなく、聞いたことがないメーカーもずらりと並び、モデル選びが難しいところ。しかしオーディオビジュアルライターの折原一也さんは、手頃な価格帯でも「ポイントを押さえれば満足度が高いものが見つかる」と話す。

「ワイヤレスイヤホンに関しては、6000円以下のクラスで競争が激しくなってきたように見えます。メーカーの淘汰も進んでいて、Earfunのように新興メーカーでも安定した評価を得られるところが絞られてきました。低価格といっても日本人向けの音質にチューニングしていたり、上位モデルで採用するチップや高音質コーデックを採用したりと、以前よりレベルが上がってきています」

一方、サウンドバーについては、よく知られた音響メーカーの製品が安心だという。

「サウンドバーの開発は映像と関連づけた技術が必要なので、長年手がけてきた音響メーカーなどの製品が間違いない選択。また、テレビと組み合わせた使い勝手を考えると、HDMI端子を搭載していないモデルは選外となるでしょう」

スピーカーはイヤホンと似たような状況で、知名度が低い海外メーカーでも掘り出し物が見つかる。

「イヤホンと同様に、スピーカーもデジタル技術による部分が大きい製品です。メーカーにこだわらなければ、満足感の高いハイコスパモデルを見つけやすいでしょう」

オーディオビジュアルライター 折原一也さん
PC系出版社の編集職を経て独立。オーディオ・ビジュアル専門誌やWeb媒体、商品情報誌でトレンド解説や製品レビューなど多彩な記事を執筆している。2009年よりVGP審査員も務めている

 

【低価格でも実力十分なワイヤレスイヤホン】

1. 5000円台でも優れた機能性で音質も日本人向け

低価格ながらQualcommの高性能チップを採用。日本人向けのチューニングで、Jポップなどに向いています(折原さん)

Earfun
「Free 2S」(5990円)

高性能チップを搭載し、高音質コーデックaptXに対応するモデル。小型ながら7mm径振動板で低域は力強く、中高域はクリアに再生。音声通話用マイクも片側2基に倍増し、通話品質を高めた。最大再生時間は約30時間(ケース併用時)。

▲最短60msの低遅延を実現したゲームモードを搭載。スマホのOSを問わず快適に利用できる

 

2. 高音質コーデックに対応し圧倒的なハイコスパを実現

完全ワイヤレスイヤホンの最新モデル。この価格帯でハイレゾコーデックのLDACに対応するのは希少です(折原さん)

SOUNDPEATS
「Air3 Deluxe HS」(7180円)

大口径の振動板やハイレゾ対応の高音質コーデックを採用した音質重視モデル。人間工学に基づいた設計で、装着感も優れている。最短60msの低遅延を実現したゲームモードも搭載。最大再生時間は約20時間(ケース併用時)。

▲ドライバーには14.2mmの振動板を採用。量感のある低域とクリアで解像度の高い中高音域を再現する

 

【使い勝手も音質も信頼できるサウンドバー】

3. Dolby Atmosに対応しワンボディでパワフルなサウンド

手頃な価格ですが、音響メーカーらしい設計が光る優秀なモデル。Dolby Atmosに対応するところも魅力です(折原さん)

デノン
「DHT-S217」(実勢価格:2万9000円前後)

同社のサウンドマスターが開発に携わり、ピュアでストレートなサウンドを追求したモデルの後継機。新たに3D規格のDolby Atmosに対応し、立体的なサラウンドを楽しめる。Bluetoothスピーカーとしても利用可能だ。

▲4K/60Hz対応のHDMI入力を1系統、出力を1系統装備。HDR10、HDR10+などのHDR信号パススルーにも対応する

 

4. 立体的な音の広がりとクリアな音声を実感

国内メーカーの製品で、低価格ながら安心して使える一台。手軽にテレビの音声クオリティを高められます(折原さん)

ヤマハ
「SR-B20A」(実勢価格:1万9000円前後)

エントリーモデルながら、バーチャル3Dサラウンド技術や人の声を聞きやすくするモードなど、機能が充実したモデル。3ウェイ6スピーカー構成で、低音を強調して迫力を高める機能も搭載。壁への取り付けにも対応する。

▲前後左右だけでなく、高さ方向の音もバーチャルで再現するDTS Virtual:Xに対応。映像と音声の一体感を楽しめる

 

【リスニング体験を格上げするワイヤレススピーカー】

5. パワフルな重低音とライトがアウトドアでも活躍

格安ブランドでは安定した音質が人気のメーカー。これはやや大型で、低音が効いたサウンドを楽しめます(折原さん)

Tribit
「StormBox Blast」(実勢価格:2万3000円前後)

迫力ある低音を楽しめるBluetoothスピーカー。最大90Wの大出力で歪みを抑えながらパワフルなサウンドを再生する。6600mAhの大容量バッテリーを搭載し、スマホへの給電も可能。IPX7相当の防水性能も備える。

▲2基ずつの高域用ツイーターと低域用ウーファーに加え、低音を増強するパッシブラジエーター2基を搭載。重低音用ボタンも備える

 

6. AlexaやAirPlay 2に対応し使い勝手抜群のWi-Fiスピーカー

中国の音響メーカーの製品で、堅実なものづくりをしている印象。Alexaにも対応し、使い勝手がいいモデルです(折原さん)

Edifire
「Edifier MS50A」(実勢価格:1万8000円前後)

落ち着いたデザインが目を引くスピーカー。Wi-FiとBluetoothでの接続に対応し、AirPlay 2やSpotifyを利用可能。2台をペアリングすればステレオ再生にも対応する。Amazon Echoなど、Alexa内蔵機器との連携機能も搭載。

▲本体天面のタッチパネルで再生・停止、音量調整などを直感的に操作できる。設定に使う専用アプリも用意する

>> 特集【冬の最優秀ベストバリューモノ】

※2022年11月5日発売「GoodsPress」12月号36-37ページの記事をもとに構成しています

<取材・文/高橋智 >

 

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