中国当局の厳しいロックダウン政策に反する暴動が、iPhoneの組み立てを行う鄭州市のFoxconn生産施設で発生しました。これにより、今年のiPhone生産台数は600万台減るとの予測が発表されました。
2023年には減産分が補えるか
鄭州市のFoxconn工場は、今年最も需要の高いiPhone14 ProとiPhone14 Pro Maxの大部分の生産を担っています。一方、iPhone14シリーズの需要は伸び悩んでおり、目標生産台数は9,000万台から8,700万台へと引き下げられています。
AppleとFoxconnは、この2週間で鄭州市での不足分の見積もりを600万台に増やした、と関係者は述べています。なお、失われた生産量は2023年には補える見込みであるとのことです。
「Appleを含める誰もがコロナウイルス感染症による中国でのサプライチェーン制約の影響を受け得ることを示している」と、Moor Insights & Strategyのアンシェル・サグ氏はコメントしています。
2万人以上の新入社員が抗議デモの後退職
鄭州市のFoxconn工場では、iPhoneの生産ピーク時に20万人もの従業員が雇用されていますが、今回の抗議デモの後、2万人以上の新入社員が退職したと報じられています。
組立作業に詳しい別の関係者によると、新入社員の離職は、経験やスキルがある既存の従業員に課された検疫よりも生産に影響しないとのことです。Foxconnは、政府関係者の協力を得て、積極的に従業員を追加募集しています。
Source:Bloomberg
(lexi)
- Original:https://iphone-mania.jp/news-506655/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania