中国メディアiMediaが、Foxconn以外のサプライヤーへのiPhoneの製造委託台数増加や、インドやベトナムへの製造工場整備の動きが中国の部品メーカーへの発注数削減に繋がり、最終的に中国のスマートフォンメーカーが新技術のおこぼれに預かる機会が減少すると報じました。
複数の、中国離れを引き起こす動き
Foxconn鄭州工場は、iPhone14 Proシリーズの製造を独占受注していますが、新型コロナウイルス感染症再流行による混乱と出荷台数減少により、AppleはPegatronとLuxshare Precisionにも同シリーズの製造を委託する見通しです。
また、それらの製造受託企業も、工場を中国からインドやベトナムに移す動きをみせています。
さらに、中国Yangtze Memory Technologies(YMTC)製NANDフラッシュメモリ採用計画が、米国政府の規制により中止に追い込まれるなど、中国に大きく依存していたサプライチェーンをAppleが見直さざるを得ない状況が生じています。
Appleの投資が中国のサプライヤーの成長に大きく寄与
iMediaは、中国でのiPhoneの製造台数が減少すれば、その影響は中国のスマートフォンメーカーにもおよぶと指摘しています。
その理由として同メディアは、新機能やそれを実現する新しい部品、その製造装置など、Appleの投資により中国の部品メーカーは新技術と大きな利益を得ていることを挙げており、これらが減少すればそれらを自社製品に応用している中国のスマートフォンメーカーの製品開発が衰退すると述べています。
Source:iMedia
Photo:Apple Cycle(@theapplecycle)/Twitter
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- Original:https://iphone-mania.jp/news-507981/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania