iPhoneユーザーの割合は46.6%で7年前よりも高くなっており、特に20代では70.3%、15歳〜19歳では66.8%と7割前後を占める、との調査結果をNTTドコモ モバイル社会研究所が公表しました。
7年前と比べて若者のiPhone比率が高まる
NTTドコモ モバイル社会研究所は「2022年 一般向けモバイル動向調査」の結果を公表しました。調査は2022年1月に、全国の15歳〜70歳の男女を対象にWebで実施し、7,050名から有効回答を得ています。
回答者7,050人のうち、スマートフォン(iPhoneまたはAndroid)ユーザーは5,542人でした。
iPhoneとAndroidの比率は、iPhoneが46.6%で、2015年の43.5%から大きく変化していません。
男女別でみると、男性は2015年の36.9%から2022年に43.7%へと上昇していますが、女性は2015年の50.6%から2022年の49.3%とほぼ横ばいです。2022年には男性と女性の差が小さくなっています。すべての年代で、女性のiPhone比率が男性よりも3〜9ポイント高い結果にありました。
年代別では、10代、20代、30代でiPhoneの比率が高まっており、とくに20代では2015年の49.2%が2022年には70.3%、10代では50.0%から66.8%と変化が目立ち、若年層におけるiPhoneの比率が高まる傾向がみられます。
iPhoneユーザーはスマホを持ち始めた時期が早い傾向
初めてスマートフォンを持ってからの期間を、iPhoneユーザーとAndroidユーザーで比較すると、iPhoneユーザーは若年層で比率が高いにもかかわらず、スマートフォンを持ってからの期間がAndroidユーザーよりも長い傾向にあります。
iPhoneユーザーは、53.3%と半数以上が7年以上前からスマートフォンを持っており、7年未満の割合がAndroidユーザーよりも低くなっているのも特徴的です。
スマートフォンを7年以上前から持っている回答者の割合を年代別に見ると、すべての年代でiPhoneユーザーのほうが高く、iPhoneユーザーはAndroidユーザーと比較するとスマートフォンを持ち始めた時期が全体的に早いことが分かります。
スマホの操作方法習得、iPhoneユーザーは人から教わる、ネットで調べた割合が高い
初めて持ったスマートフォンの操作方法を習得した方法を、iPhoneとAndroidで年代別に比較したのが以下の数表です。iPhoneユーザーの回答率がAndroidよりも高いセルを青、低いセルを赤で示しています。
iPhoneユーザーは知人・友人や子どもに教えてもらった、インターネットで調べたという回答の割合が高く、Androidユーザーは「取扱説明書/参考書を読んだ」や「手探りで習得」の割合が高くなっています。
iPhoneユーザー、40代以上はICTサービスの利用に積極的
各種ICTサービスの利用状況をiPhoneユーザーとAndroidユーザーで年代別に比較し、iPhoneユーザーの回答率がAndroidユーザーよりも高いセルを青、低かったセルを赤で示したのが以下の数表です。
40代以上では全体的に青のセルが多く、iPhoneユーザーが多くのICTサービスを使いこなす傾向がみられます。
一方、30代以下のiPhoneユーザーはAndroidユーザーと比べてICTサービスの利用にあまり積極的でない様子がうかがえます。
iPhoneユーザーはスマホへの関心・愛着が高い傾向
スマートフォンへの関心・愛着の強さをiPhoneユーザーとAndroidユーザーで年代別に比較したのが以下の数表です。iPhoneユーザーの回答率がAndroidユーザーより高いセルは青、低いセルは赤で示しています。
iPhoneユーザーはAndroidユーザーと比較して、毎月の費用が高いと感じるものの、新製品の情報が気になるなど、スマートフォンへの関心・愛着が高い傾向がみられます。
Source:NTTドコモ モバイル社会研究所
Photo:Apple
(hato)
- Original:https://iphone-mania.jp/news-508128/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania