Appleの純正メッセージングアプリiMessageでは、すでにエンドーツーエンドの暗号化が提供されていますが、ジャーナリスト、人権活動家、政府関係者など、デジタル上の脅威に直面しているユーザーが、意図した相手とだけメッセージをやり取りしていることをさらに確認することができる「連絡先キー認証」が発表されました。Appleはあわせて、Apple IDのセキュリティキーのサポートも発表しています。
iMessageの連絡先キー認証とは？
iMessageの「連絡先キー認証」機能を有効にしたユーザー同士の会話には、国家が資金提供する攻撃者など、極めて高度な敵がクラウドサーバーの侵入に成功し、暗号化された通信を傍受するために自分のデバイスを挿入した場合、自動的にアラートが発せられます。
また、iMessageの連絡先キー認証のユーザーは、より高度なセキュリティのため、FaceTimeやその他の安全な通話を通じて、連絡先認証コードを直接比較することができます。
Apple IDのセキュリティキー
Appleは2015年にApple IDに2ファクタ認証を導入しました。現在、アクティブなiCloudアカウントの95%以上がこの保護を使用しています。
今回、Apple IDにセキュリティキーが追加され、ユーザーはこの保護を強化するためにサードパーティー製のハードウェアセキュリティキーを利用することができるようになりました。
セキュリティキーを有効にしたユーザーは、2ファクタの1つにハードウェアセキュリティキーを要求することで、Appleの2ファクタ認証を強化することができます。これにより、高度な攻撃者でもフィッシング詐欺でユーザーの第2のファクタを入手することができなくなります。
Appleによれば、この機能は、著名人、ジャーナリスト、政府関係者など、オンラインアカウントに対する脅迫に直面しているユーザーのために設計されているとのことです。
Source:Apple via MacRumors
(lexi)
- Original:https://iphone-mania.jp/news-508943/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania