いまや必須家電のひとつとなった家庭用の空気清浄機。さまざまなデザインで展開されていますが、そもそもの構造から見直し、とことん自然を追求した空気清浄機が登場しました。
それが、老舗虎斑竹専門店・竹虎の空気清浄機「竹風」(13万7500円)。一般的なフィルターユニットの代わりに天然の「竹炭」をたっぷりと使って、自然の力で空気をろ過。竹炭だけでなく本体には四国産の孟宗竹(もうそうだけ)を使い、和風なデザインに仕上げられています。
一見、空気清浄機には見えない「竹風」。竹材でつくられた箱型の本体底面から空気を吸い上げ、上部の排気口からクリーンな空気を吹き出しますが、ポイントはその内部構造にあり。
一般的なフィルターユニットではなく“竹炭粒”を約2.5kgも詰め込んだオリジナルの“竹炭カートリッジ”が搭載され、この竹炭で空気を浄化する仕組みなんです。
竹炭のパワーは想像以上にすごいもの。竹炭の表面には無数の細かい穴が開いていて、竹炭1グラムの表面積は備長炭の3~5倍にもあたる約700平方メートル。この無数の穴に有害物質が吸着され、空気が浄化されます。
竹炭カートリッジの底部と上部にはセキソークッション+スポンジシートを設置し、下部には脱臭フィルターを敷いて竹炭粒をガードする構造。吸着試験を行ったら、30分間でシックハウス症候群の原因ともなるトルエンを95%、ホルムアルデヒドを96%吸着する結果に。さらに、これら有害物質のほか、チリやホコリ、ゴミ、花粉、タバコなどのニオイまで強力に除去。
湿気の多いときには湿気を吸収し、乾燥時にはその水分を放出する作用も。室内の調湿機能にも一役買うスグレモノです。
竹炭にもとことんこだわっていて、無農薬で育てた四国産の孟宗竹を職人が土窯を使って高温800度で焼き上げた「最高級竹炭」を採用。「竹炭カートリッジ」は約6カ月間使用できます。使い終わったカートリッジ中の竹炭は、生ごみとして捨てられるだけでなく、玄関の靴箱やトイレの消臭、土壌改良などに再利用することも可能です。
また、孟宗竹は凄まじい成長スピードで毎年生え続けるため、エコロジーの観点でも優れた素材といえます。内蔵のモーターファンは、長年空気清浄機の製造を手掛ける国内メーカーによるものです。
本体にも竹集成材を使用し、フロント部分は天然の虎模様が浮かぶ虎竹を配置するなど、まさに竹づくめのプロダクト。竹自体にも抗菌・脱臭効果があるため、クリーンに保てるのも利点です。サイズは約54×31×25.5cm。自然の恩恵を存分に生かした、新しい空気清浄機の誕生です。
>> 竹虎
<文/&GP>
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- Original:https://www.goodspress.jp/news/499366/
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