全米プロフットボールリーグ(NFL)の「サンデーチケット」の放送権を巡る交渉で最有力候補とされていたAppleが、放送パッケージの交渉から手を引いたと報じられています。
Apple、「サンデーチケット」の交渉から手を引く
Puck Newsの記者であるディラン・バイヤーズ氏によると、Appleが交渉から手を引いたのは、契約に課せられる制限を考えると、もはや取引に価値がないと判断したからだということです。
数カ月前から、AppleはNFLの放送パッケージ「サンデーチケット」の放送権を巡る交渉で「最有力候補」であると噂されていました。しかし、今年に入り、AppleがNFLが提示する以上の契約上の柔軟性を求めているとCNBCが報じたことで、交渉が行き詰まっていることが示唆されました。
Appleは単に試合を放送するという役割を担うのではなく、スポーツリーグとのより包括的なパートナーシップを求めていたと言われています。例えば6月、同社はApple TVアプリで、2023年からメジャーリーグサッカー(MLS)の全試合を、地域ごとのブラックアウト規制や制限なしに、独占的にライブ配信すると発表しました。試合のハイライトや分析などのコンテンツは、Apple TVアプリとApple Newsアプリでも視聴できる予定です。
NFLとAppleの契約交渉について
これに対して、サンデーチケットの契約には、ブラックアウト規制の適応や国際販売権がないなどの制約があったと見られており、AppleはApple TV+の契約料6.99ドル(日本では900円)に、追加費用なしで、サンデーチケットをバンドルしたいと考えていたようです。しかし、NFLは、放送権を持つCBSとFoxの「利益を守る」必要があることから、価格が低すぎると考えていたと報じられています。
Appleはここ数カ月、Apple TV+の加入者促進のため、スポーツ関連のサービスを強化しています。同社は、「フライデーナイトベースボール」で、米メジャーリーグ(MLB)と提携しており、MLSとは、2023年から10年間のストリーミング配信契約を結んでいます。
Source:Puck News via MacRumors
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- Source:iPhone Mania
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