NECグループのNECネッツエスアイ株式会社は図書館システム「E-CatsLibrary(イーキャッツライブラリー)」はこれまでオンプレミス版のみ提供していましたが、SaaS版も2023年4月から提供すると発表しました。
「E-CatsLibrary(イーキャッツライブラリー)」は大学図書館の運用を支援している。
資料の発注受入管理、目録情報管理、貸出返却・予約等の閲覧業務機能、蔵書点検、OPAC(オンライン蔵書検索)など、基幹業務を支える各種機能を有しています。
SaaS版の導入で何が変わる?
SaaS版のサービスがオンプレミス版に加えて提供されたことにより、初期コストを抑えて短期で実稼働を開始できます。また、解約も容易であり、オンプレミスよりもはるかに導入ハードルが低い選択肢と言えます。
具体的には、SaaS版の導入により以下のことが実現されます。
・サブスクリプション型サービスによる月・年単位の料金支払い
・専用の設備や環境などの準備がないため、導入費用を大幅に削減
・定期的なシステム更新が不要となり、更新にかかる費用や手間を削減
・ハードウェア保守管理やセキュリティ対応などの運用管理業務を削減
・法定停電によるサービス停止が無くなるため、運用の手間の削減やシステム全体の可用性が向上
このシステムは2028年度までに新たに100校での受注を目指しています。
大学DXの推進は今後も目が離せません。
- Original:https://techable.jp/archives/187747
- Source:Techable(テッカブル) -海外・国内のネットベンチャー系ニュースサイト
- Author:Techable編集部