サブスクリプション型動画配信サービスのコンテンツが一段と増えてきた。特に配信社が莫大な予算をかけて制作する「オリジナルドラマ」や「オリジナル映画」は、最近ではアカデミー賞を受賞するほど人気だ。またネット配信は、劇場上映が終わった映画も鑑賞できるメリットがある。この年末年始に「Hulu(フールー)」で観るべき作品を、映画パーソナリティのコトブキツカサさんに選んでもらった。
* * *
年間約500本以上の映画や海外ドラマを視聴する大の映像ファン。好きな映画を3つ聞くだけで人の深層心理を分析する、映画心理分析カウンセラーを自称している。映画名言紹介やハリウッドースター秘話、恋愛映画相性診断なども得意
■ドラマや映画に加えてアニメやバラエティ番組も充実している
日本国内における動画配信サービスの先駆けともなった存在、Hulu。海外ドラマのリアルタイム配信があり、最新話をいち早く視聴できる。月額1026円で見放題。2週間の無料体験もある。全コンテンツをHD画質で視聴できるほか、4KやUHD/HDR/5.1chサラウンドに対応する高画質・高音質な作品も視聴可能。対応デバイスも多数。ただ、同一アカウントでの同時視聴はできない。
国内では日本テレビが運営しているので、放映中の日テレ系ドラマを第一話から視聴可能。アニメやバラエティのラインナップも豊富だ。
1. 『新解釈・三國志 ー異聞ー』
この作品は1本が平均10分程度のショートストーリーです。映画があってこその、いわゆるスピンオフ作品ですが、セットも豪華でフールーオリジナルだからこそ呼べた出演者もいます。本編では触れられていない自由な角度で制作された、福田雄一監督の上質なコント作品になっています(コトブキさん)
コメディの名手、福田雄一監督が手がけた映画『新解釈・三国志』の世界観をそのままに、新たにHuluオリジナルとして制作された一話完結のコメディドラマ。大泉洋演じる劉備元徳や諸葛亮孔明役のムロツヨシが、福田雄一監督のオリジナル脚本の元、有名な三顧の礼や水魚の交わり、苦肉の計などの逸話を独自の“新解釈”で自由にアレンジ。短編としてコミカルに仕上げており、テンポの良い展開を楽しめる。Huluで独占配信中。
2. 『THE LIMIT』
アメリカでいうところのシチュエーションコメディというジャンルです。オムニバスで1本が短い時間で終わるドラマなので、時間がないけど何か楽しみたいというときにいいんじゃないでしょうか。限られた空間と時間、状況に出演者たちが追い込まれていく姿が面白いですよ(コトブキさん)
伊藤沙莉や門脇麦などが出演。半径3mの人間ドラマを、限られた空間や時間、状況でリアルタイムに進行する、1話完結のワンシチュエーションドラマ。2021年3月5日から全6話が配信されている。サスペンスやラブストーリー、コメディなどのさまざまな分野で、追い込まれた登場人物たちの本性が次第に露わになっていく。4K・HDR映像と5.1chサラウンド音響で生々しさや緊迫感を演出している。Huluで独占配信中。
3. 『探偵が早すぎる』
推理小説が原作で漫画にもなっていますが、犯罪が起こる前にトリックを見破ってしまうという発想が面白いです。滝藤賢一さんと広瀬アリスさん、そして水野美紀さんが主だった出演者ですが、すごくテンポのいいコメディ・ミステリーになっているので、観ていて気分が良いです(コトブキさん)
滝藤賢一が演じる探偵・千曲川光は、事件が起こる前に犯人が仕掛けたトリックに気付ける異色の能力を持つ。気付いた後は、犯人より先回りして犯罪を阻止し、さらにはトリックにはトリックを、と犯人を返り討ちにする秘技“トリック返し”を繰り出す。そんな痛快コメディドラマの原作は、作家・井上真偽の推理小説。講談社の「少年マガジンエッジ」での連載とコミック化もされている。Huluで配信中。
4. 『ハンドメイズ・テイル/侍女の物語』
人生を選択できないディストピアのドラマですが、ただ暗い世界を描いているだけでなく、逆説的に人生の幸福は自由から始まるということを教えてくれます。エリザベス・モスが演じるジューンという主人公は、この世界でどんどん上に登っていくのです。主人公の成長を見ていくという視点で観るといいですよ(コトブキさん)
カナダの有名な女性小説家、マーガレット・アトウッドのディストピア小説をドラマ化した作品。かつてのアメリカから多くの領土を奪って誕生した、厳密な身分制度を設けた宗教主義国「ギレアド共和国」が舞台。少子化と出生率の低下が問題になっているギレアド共和国で、富裕層の子孫を残すためだけに集められた侍女の目を通して独特な世界観のストーリーが展開していく。シーズン1〜5をHuluで独占配信中。
【ネット配信観るならコレ!今注目のチューナーレステレビ】
■プリインストールだけでなくGoogle Playからもアプリが追加可能!
ORION
「Andoroid TV搭載 チューナーレススマートテレビ50V型 SAUD501」(5万4800円)
4K対応のチューナレステレビ。リモコンを使えば、NETFLIXやYouTube、Google Play、アマゾンプライム・ビデオへのダイレクトアクセスが可能。お気に入りのアプリやゲームをダウンロードすれば、プリインストール以外の各種アプリを増やしていける。
※2022年12月6日発売「GoodsPress」1・2月合併号124-125ページの記事をもとに構成しています
<文/松尾直俊>
【関連記事】
◆幅2m超え!98型4K液晶テレビが約50万円!とにかく大きいサイズが欲しい人向けです
◆テレビで地上波見ないなら“ネット動画視聴”に特化したAndroid TVを導入してみない?
◆ガス圧式のテレビスタンドって電源不要&上げ下げ簡単でめちゃ便利!
- Original:https://www.goodspress.jp/features/499631/
- Source:&GP
- Author:&GP