Cult of Macの独自企画「Appleの歴史、今日は何の日?」にて、Appleが開発中のタブレットの名称はiSlateと噂されながら、実製品としてiPadが発表された当時の状況を取り上げています。
ダミー会社によって「iSlate」が商標登録
Cult of Macが、現地時間2009年12月24日(日本時間2009年12月25日)に、Appleが開発中のタブレットの名称は「iSlate」になるとの噂が駆け巡ったことを伝えています。
この名称が取り上げられた理由として、Appleがダミー会社などを通じて行った商標登録があります。
最初に、Euroboxが2004年10月にiSlate.comのウェブドメインを登録、その後、EuroboxはData Docketにそれを譲渡しました。
2007年に、iSlate.comはMarkMonitor.comに移管されましたが、同社はAppleを含むさまざまな企業のドメイン名登録と商標権保護を行っていました。
また、TechCrunchが調査した結果、iPhoneが発売される以前の2006年11月に、Slate Computing LLCという無名のデラウェア州の会社によって、「iSlate」が商標登録されていることが発見されました。
MacRumorsに、14歳の少年マーク・ガーマン君が情報提供
MacRumorsは当時、マーク・ガーマン君という当時14歳の少年からの情報提供を受けて、iSlateに関する記事を掲載したとのことです。
その後、マーク・ガーマン君はBloombergに入社し、マーク・ガーマン記者になったと、Cult of Macが説明しています。
Appleのタブレットの名称は「iPad」として、2010年4月に発表されました。
Source:Cult of Mac
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- Original:https://iphone-mania.jp/news-512265/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania