【青木タカオの二輪語ルシス】
走り出しても話し出しても止まらない激アツモータージャーナリスト・青木タカオ氏が、毎月気になるバイクをトコトン語り尽くす。今回もカタルシスを感じるまでまで存分に語ります!
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バイクが好きすぎて専門誌の編集部員となり、その後独立しジャーナリストに。初心者にも分かりやすい解説に定評があり、専門誌のみならず一般誌やWebなど数多くの媒体に寄稿する
■CB1000SF登場からもう30年とは…隔世の感がありますね
Honda
「CB1300 SUPER FOUR SP 30th Anniversary」(195万8000円)
フォワ〜ン!と、4発ならではの伸びやかで力強いサウンドを轟かせながら、アップハンドルがもたらす上半身が起きた堂々たる姿勢で乗るビッグネイキッド。空前のブームが起きたのは90年代で、そのシーンを牽引し続けたのが1992年にホンダが発売したCB1000 SUPER FOURでした。6年後の98年には1300cc化。96年9月から大型二輪免許が教習所で取れるようになったこともあり、ライダーたちはこぞって憧れの大排気量を求めたのです。
■30周年を迎え登場した受注期間限定の記念モデル
“PROJECT BIG-1”を初代から続くコンセプトに、流行に左右されない普遍的なオートバイの佇まい。日本のビッグバイクであることがひと目でわかるスタイルで、他を圧倒する迫力に満ちた存在感があります。ボリューム満点の太くたくましい燃料タンク、指針式のアナログ二眼メーター、跳ね上がるテールカウル、オーソドックスな丸目ライトやツインショックなど王道のネイキッドスタイルを貫き、ホンダCBシリーズのフラッグシップモデルとして誕生から早30年。この冬、ロングセラーを称える発売30周年記念モデルが、受注期間限定で発売されることになりました。
初代を踏襲した白×赤の車体色に金のラインを追加し、ホイールやポイントカバーもゴールド仕上げにした特別仕様。オーリンズの前後サスペンションやブレンボ製ラジアルマウント4ポットキャリパーといった豪華装備は、上級版のSPをベースにしているからで、シートには専用の表皮と手の込んだステッチまで施されています。
重厚な見た目ながら操作性が軽快なのは、スポーツバイクも採用する17インチの足まわりのおかげ。スムーズかつダイレクトな乗り心地は感性に響き、ファンを魅了すること間違いなしです。
>> 青木タカオの二輪語ルシス
※2022年12月6日発売「GoodsPress」1・2月合併号130ページの記事をもとに構成しています
<文/青木タカオ 画像提供/ホンダモーターサイクルジャパン>
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- Original:https://www.goodspress.jp/features/500762/
- Source:&GP
- Author:&GP