2022年第3四半期(10月〜12月)の中国市場でのスマートフォン出荷台数は5,840万台となり、1年前と比べて20.5%の減少を記録しました。2020年第3四半期以来、最低水準となりました。
第4四半期も出荷台数減が継続か
中国でのスマホの出荷台数減は、ロックダウンと減退化する需要が原因とされています。「2022年第4四半期を見ても、中国の経済観測や消費者の景気動向は回復の兆しが見えないため、ほとんどのスマートフォンブランドは引き続き在庫整理を優先させるでしょう。そのため、2022年第4四半期の中国市場向けスマートフォン出荷台数は、前年同期比で20%以上の減少を続けると予測されます」と、DIGITIMES Researchのシニアアナリストのルーク・リン氏は述べています。
同氏の言葉を裏付けるように、iPhone14とiPhone14 Plusの両モデルが中国で大幅値引きで販売されると伝えられたばかりです。iPhone14は900元(約17,000円)、iPhone14 Plusは1,000元(約19,000円)値下げされるとのことです。
Huawei以外のトップ4ブランドは出荷台数減
OPPO、Honor、vivo、Xiaomiの中国トップ4ブランドは、いずれも2022年第3四半期の出荷台数が前年同期比で減少していますが、Huaweiのみ2022年第2四半期の比較ベースが低いため2022年第3四半期の出荷台数は増加しています。
Appleは中国ナンバーワンに返り咲く?
2022年第4四半期には、iPhone14 ProとiPhone14 Pro Maxの堅調な需要に牽引され、Appleが中国でナンバーワンのスマートフォンブランドに返り咲く、と上述のリン氏は付け加えています。
Appleは2022年第3四半期にスマホ出荷台数でXiaomiを追い越し、中国市場でOPPO、Honor、vivoに次ぐ4位のシェアを獲得しています。
Source:DigiTimes
Photo:OPPO
(lexi)
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