新型コロナウイルスと季節性インフルエンザの同時流行が懸念されているこの冬。これまでも新型コロナウイルスの感染拡大による医療逼迫が課題となっていますが、同時流行となれば、速やかに発熱外来を受診することは困難になるかもしれません。
そんな中、ファストドクター株式会社は2022年12月21日より、居住地や基礎疾患の有無をスマートフォンで選択するだけで、発熱後の取るべき行動や公的サポートを提示してくれるWebサービス「スマート療養ナビ」の提供を開始しました。
発熱、陽性発覚時に取るべき行動を個別に案内
しかし、「スマート療養ナビ」では、スマートフォンで居住地や基礎疾患の有無を回答するだけで、各自治体に情報に基づいた“取るべき行動の最適解”を提示します。
一貫したサポートで医療逼迫を防ぐ
「スマート療養ナビ」のナビゲーション項目例は以下の内容です。
・自身が医療機関による発生届の提出対象者または自主療養の対象者かどうか
・自主療養が可能な場合、陽性者登録センターのURL
・自主療養や濃厚接触者となった場合の療養期間
・受けることができる公的な療養サポートとその方法
・未検査の場合の医療用抗原検査キットの入手方法
スマート療養ナビの回答結果に基づき、診療が必要かどうかの判断から、医療用として認められている抗原検査キットの手配まで、一貫したサポートを受けることができます。
対象エリアは順次拡大予定
現在の対象エリアは、東京都・千葉県・埼玉県・大阪府に限られていますが、順次拡大予定です。スマート療養ナビが広く普及することで、軽症者による受診の殺到により医療逼迫を防ぐなどの効果が期待できるでしょう。
(文・優花子)
- Original:https://techable.jp/archives/188328
- Source:Techable(テッカブル) -海外・国内のネットベンチャー系ニュースサイト
- Author:德井優花子